安くてオシャレな家具屋さん、IKEA。「一緒に暮らし始めたら、 IKEA の家具を買うんだ!」という人も多いことだろう。2人の仲を深めるための “愛の巣” 作り。ウフフ。
だが、しかし! パートナーと一緒に IKEA に行き、家具を組み立てることは、相手との関係を悪化させやすいと言うではないか。ひいては2人の相性の良し悪しを浮き彫りにするのだとか……。なんでだ!?
・IKEA とカップルの関係
「IKEA = カップルの相性診断」説を唱えるのは、カリフォルニア州立大学で心理学を専門とするラマニ・ドゥラスラ教授。“IKEA に行ってオシャレな家具を買う → 素敵なお部屋が実現 → 2人の仲も深まる” ……などと思ってしまいそうだが、ドゥラスラ教授の説は真逆! なんと “IKEA の家具で2人の仲が悪化する” というのである。
・IKEA の家具は組み立てるが難しい
その理由は、家具の組み立ての困難さにあるようだ。IKEA の家具は、客自身が組み立てるシステム。板や金具のセットを家に持ち帰って、組み立て作業を行うのだが……一筋縄で行かないことも多い。
説明書の意味が分からない、金具がキチンとはまらない、手も痛い、疲れた……などと、作業が難航。そんな作業をカップルが一緒に行えば、お互いイライラ → 大げんか → 関係悪化なんて流れになることも。
・全くケンカしなければ、そのカップルの未来は明るい!
しかし組み立てがいくら難しくても、ケンカすることなく、力をあわせて家具を完成させるカップルだっているはずだ。そんな2人なら大丈夫! イライラしがちな場面を生き延びたのだから、今後の関係は安泰である。ということでドゥラスラ教授は、 IKEA の家具を共同で組み立てる作業は「究極の相性テスト」になると主張するのだった。
・相性を試したくば「リアトルプの書棚」を組み立てるべし
しかし IKEA の製品はピンキリ。実際に、一人で簡単に組み立てられる家具もたくさんある。相性を見極めるためには、組み立てが難しい家具を選ばなければならない。そこでドゥラスラ教授がおススメするのが、リアトルプ(LIATORP) シリーズの書棚である!
高さ2メートルのガラス扉の書棚で、日本では単体販売のみのようだ。しかし海外では3つ繋がったコンビネーションタイプも存在しており、これが教授の “オススメ” なのだとか。分厚い説明書を読みながら、たくさんのパーツからこの書棚を作り上げるには、パートナーとの協力が不可欠。相性診断にはうってつけということである。
・IKEA でのお買い物でもイライラ?
また IKEA の広大な店内での買い物でも、関係を見極めることができるという。広い店内で、ああだこうだと行ったり来たり。そりゃあストレスだって溜まってくるだろう……。と、ここでまたしてもケンカを勃発させるか、させないかの分かれ道になるということだ。
以上のことから、パートナーとの関係にいまいち疑問を抱える人は、ゴールデンウィークには激混みが予想される IKEA にて相性試しを行ってもいいかもしれないぞ。そう言えば、有名なジンクス「東京ディズニーランドに行くと別れる」も同じ原理なのかもしれない。
参照元:Daily Express、Facebook、IKEA(英語)IKEA(日本語)
執筆:小千谷サチ
▼この建物の中で、いくつケンカが起こっているのだろうか?