カップヌードルやどん兵衛、U.F.O.などには及ばないものの、着々と日清の看板商品になりつつあるカレーメシ。食べ終わる頃にはスープが無くなってるところもいいよね!

それはさておき、つい先日のこと。事務所にいると日清から私宛にダンボールが届いた。中身を確認してみると、そこに入っていたのが2種類の『台湾メシ』だったのである。

・キャリア10年

お湯かけ5分の簡単調理でお馴染みの日清カレーメシ。その歴史は意外と古く、カレーメシ自体は2014年に発売が開始されている。ただ当時は電子レンジによる加熱だった……とWikipediaに記されていた。

つまり比較的最近の商品だと思っていたカレーメシも、実はキャリア10年の中堅選手になっていたというワケ。まあどのコンビニにも置いてあるし、実際はかなり売れてるんだろうなぁ~。

・2種類の台湾メシ

それはどうでもイイとして、そのカレーメシの新商品が2024年3月18日から発売される『台湾メシ』である。2種類の『台湾メシ』は、いずれもメーカー希望小売価格268円(税別)だ。

で、台湾メシの1つがご存じ『魯肉飯(ルーローハン)』で、もう1つがあまり馴染みのない『鹹豆漿粥(シェントウジャンガユ)』となっている。


鹹豆漿とは熱した豆乳に醤油・黒酢・ラー油などを加えていただくスープのことで、台湾では揚げパンなどと食べることが多い。いずれにせよ、どちらも台湾のド定番グルメである。

・やれんのか?

ただし、私はこう思っていた。「台湾グルメをナメるなよ?」と。日本人の味覚に合うことで知られる台湾グルメだが、現地へ行くと「これは……」と怯んでしまうメニューも少なからず存在する。

だからといって日本人の味覚に寄せすぎると “本場感” が薄くなってしまう難しさ。どれだけ日清が高い技術力を有していても、そう簡単に台湾の味を再現できるものなのだろうか?

さらに言えば、私はつい先週、台湾に出かけたばかり。つまりまだ舌は “台湾モード” の名残りがある。よかろう、俺が正直にジャッジしてやるしかあるまい……台湾メシとやらをな。


・かかってこい

というわけで、お湯を注いで5分待ったら2つの台湾メシが完成。鹹豆漿粥には後がけの調味料が付属していた。特徴的なのはどちらも香りがメチャメチャ本場っぽいことである。

で、まずは『魯肉飯』から食べてみると、これが悔しいことにウマい! 中華スパイス・五香粉 (ウーシャンフェン) の効果なのか、明らかに和食にはない味が炸裂していた。

鹹豆漿粥も黒酢の香りが鮮やかで、豆乳の優しくマイルドな味と絶妙にマッチしている。こ、これはメチャメチャ美味しいヤツが出来ちゃったのかもしれない……!

ついでにこれはカレーメシ全般に言えるのだが、両方とも後になるほど美味しくなっていくから不思議だ。熱々の状態よりも、ややぬるくなってからが台湾メシの旬である。



・やれてた

まさか『台湾メシ』のクオリティがここまで高いとは……! 日清食品様、疑ってすみませんでした……!! 平身低頭謝罪いたします。台湾メシ。めっちゃウマかったです。

日清の『台湾メシ』はおそらく台湾が好きな方が召し上がっても「あ、台湾の味がするね」と仰るハズ。どちらも完全にウマいから、台湾好きな方にも自信を持ってオススメしたい。

参考リンク:日清食品Wikipedia
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.