皆さんはカレーを食べるときに、どのようなペース配分を行っているだろうか。ライスとルーのバランスを見極めないと、ライスだけが余ってしまう。大手カレーチェーンのCoCo壱番屋では、一回限り一定量のルーを無料でおかわりできることはよく知られている。しかし多めの量を希望する場合には、別途料金がかかってしまうのだ。
・無料でたっぷり!
チマチマとルーの量を気にせずに、カレーを食いてえなあ! という方は、北海道・札幌の「カリーハウスコロンボ」がオススメである。ここはルーを無料でおかわりできる! しかもその量がケチケチしていないのだ。少し残ったご飯にも、たっぷりルーを追加してくれるので、カレー好きにはたまらないッ!
・40年の歴史
お店は、JR札幌駅前の札幌国際ビルの地下1階にある。駅に直結した地下の飲食店街にある、カウンターのみ10席の小さなお店だ。創業40年の歴史を持っている老舗カレー店である。
・「¥-30」って?
メニューを見ると、他のお店ではあまり見かけない表記があることに気付いた。「Aライス ¥-30」。マイナス? 一瞬意味がわからなかったのだが、これは通常のライス(350グラム)よりも量の少ない小盛りを意味しており、30円値引きするということらしい。「30円引き」と表記した方がわかり易い気がするのだが……。
・誰もいない席にも皿
カウンターには、誰もいない席にも皿が置かれている。これはどうやら、カウンターを汚さないための工夫のようだ。オーダーすると、このあらかじめ置いてある下皿の上に、カレーが置かれる。仮にこぼしてもテーブルは汚れないわけだ。
・バナナとパイナップルトッピング
さて、私(佐藤)がオーダーしたのは、フルーツカレーである。バナナとパイナップルが具材として入っている。パッと見た感じ、奇抜なメニューのように思われるのだが、よく考えてみたら、これらを隠し味として使用することは珍しくない。フルーツの甘味と酸味がカレーのおいしさを引き立てており、かなりアリな具材だと感じた。
・注ぎ足しが無料!
何よりもここのシステムで有難いと感じたのは、おかわりの仕組みである。ご飯が残った状態でルーがなくなっても、お願いすると無料で注ぎ足してくれる。それも、ちょっとではない。器にいっぱいルーを入れてくれるから、かなりお得感がある。さらにすべてのメニューに食後のアイスクリームがついている。これで700円は本当に良心的だ。
・スープカレーだけじゃない
近くにあれば確実に通うに違いないだろう。札幌といえばスープカレーのお店が数多くあるのだが、コロンボもチェックしていただきたい。比較的甘めの味付け、サラサラルーのカレーも悪くないぞ。
・今回紹介した店舗の情報
店名 カリーハウスコロンボ
住所 北海道札幌市中央区北四条西4-1 札幌国際ビル B1F
営業時間 月~金曜11:00~20:30、土日祝11:00~19:00
定休日 不定休
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼カリーハウスコロンボのメニュー。「¥-30」は小盛りライス30円引きという意味。一瞬戸惑う
▼誰もいない席にも皿。カウンターを汚さないための下皿
▼バナナとパイナップルが入ったフルーツカレー700円。おかわり無料+アイスクリームでこの値段は安い
▼ご飯が少し残っても大丈夫。ルーをたっぷり注ぎ足してくれる。マジ、うれしい!
▼食後のアイスクリーム