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2015年2月19日は、旧暦の1月1日。現在、旧正月の連休を利用して、多くの中国人が日本旅行に来ている。中国人旅行客というと「マナーが……」と苦い顔をする人もいるかもしれないが、中国でも外国人観光客のマナー問題が存在しないわけではない。

ということで、今回ご紹介したいのは中国メディアが公開したマナーがなっとらん外国人事案インフォグラフィック」。彼らは、いったいどんな “マナー違反” に顔をしかめているのだろう?

・マナーがなっとらん外国人事件簿10選

このインフォグラフィックを紹介したのは、中国共産党中央委員会の機関紙として知られる『人民日報』のWeb版だ。「【図解】ヌード写真、どこでも小便……外国人のマナー違反行為を見てみよう」と、迷惑行為が紹介されている。

たとえば、中国ネット界を騒がせた「外国人が万里の長城でテントを張ってキャンプ事件(2009年)」、「デンマーク人による上海高速道路集団立ちション事件(2013年)」、「フランス人観光客の遊泳禁止区域でのスイミング事件(2007年)」。なかには、注意してもやめなかったケースもあるのだとか。

そのほか、4人がけのベンチを2人で占領したり、街中でポップコーンを食べ散らかしたり、文化財の上に登って写真を撮ったり……外国人がやっちまった迷惑行為が10個も挙げられているのだ。

・「人の振り見て我が振り直せ」というメッセージ

確かに、これらを目の当たりにしたら、誰だって眉をひそめてしまうだろう。いや、でも似たような迷惑行為は中国人だってないとは言えないのでは……。

実は、このインフォグラフィックは単に外国人のマナー違反を批判をしようとしたわけではない。これらを客観的に見たとき、どう思うか。まさに「人の振り見て我が振り直せ」を伝えるのが目的なのである。

インフォグラフィックの後には、これから外国旅行に行く人に向けて「外国旅行のマナー」が掲載されている。その一部を紹介すると、

「路上でのポイ捨て、痰吐き、立ちション、ガムの噛み捨ては絶対ダメ」
「割り込みはもうイケてない! 今の流行は待ち列を崩さないこと」
「文化風習は地域によって異なる、ガイドの指示をちゃんと聞こう!」

これらの禁止事項は、挙げだすとキリがないが、個人的に「自宅だったら絶対にやらないこと」は慎むべきではないかと思う。誰だって自分の部屋でポイ捨てや立ちションはしないだろう。そして、もし知らずに禁止事項をやってしまい注意を受けたら、「素直に受け入れる」ことがトラブル回避の鍵ではないかだろうか。

参照元:人民網Youku騰訊新聞(中国語)
執筆:沢井メグ

▼高速道路立ちション事件のニュース動画

▼予備