みなさんは「焼肉チェーン」といったら、どの店の名前を最初にあげるだろうか? やはり全国展開をしている「牛角」と「安楽亭」をあげる人が多いのではないかと思う。
だが、「牛角と安楽亭どっちが美味しい?」と聞かれても、きっと分からない人がいるはず。同じぐらいのお金を払うなら、いくらチェーン店でも美味しくてコスパのよいお店に行きたい!
――ということで、今回は牛角と安楽亭どちらのほうがコスパ良く美味しい肉を食べられるのか、実際に2店へ行き5種類の肉を実食調査。気になる結果は以下のとおりだ。
・普通のカルビ
まずはおそらくほとんどの人が食べるであろう、普通のカルビから結果をお伝えしよう。安楽亭は580円の『ファミリーカルビ』、牛角は590円の『牛角カルビ』だ。
安楽亭は薄切りタイプなので子供でも食べやすく、まさに「ファミリー」といった感じ。それに対し牛角は厚切りでジューシー! 旨味のある肉汁がじゅわっと溢れ出し、大人でもかなりウマいと思う美味しさであった。
・和牛カルビ
次は、安楽亭のリーズナブルに和牛が楽しめる『手切り黒毛和牛カルビ』780円と、牛角の『黒毛和牛カルビ』690円で勝負。見た目はそこまで差はなさそうだが……。
味については安楽亭のほうが脂多めで、かなりコッテリとした印象。牛角は脂の量がちょうどいい感じ。これは完全に好みが分かれると思うが、値段が90円安い牛角のほうがコスパは良いか。
・タン塩
タン塩は安楽亭は『上タン塩』980円、牛角は『霜降り上タン塩』980円と値段は全く一緒。見た目は牛角のほうは厚切りで小ぶりなサイズ、安楽亭は大判で薄めとなっている。
味は安楽亭は弾力がありジューシーさもある、バランスの取れたタイプ。牛角は非常に柔らかジューシーなタンで、メチャ美味い! コレが980円とは、なかなか安いのではないだろうか?
・ロース
次はロースで対決。安楽亭は『ファミリーロース』490円、牛角は『ロース『490円』とこちらも同価格。安楽亭のロースはかなり細かく切られており、牛角は少し大きめだ。
味については、安楽亭はやや水分が多い印象だが、焼きすぎても柔らかく食べられた。牛角は焼きすぎると硬くなってしまうが、少しレア目に焼けば牛肉の弾力とジューシーさが両方楽しめた。
・ハラミ
最後に注文したのは、安楽亭『牛ハラミ』780円と、牛角『王様ハラミ 味噌にんにく』790円だ。安楽亭は定番サイズのハラミで、牛角は分厚く切られたハラミをそのまま焼き最後に自分でハサミで切るスタイル。
気になる味は安楽亭は柔らかで、牛角は弾力がありつつも、ジューシーな肉汁が口いっぱいに広がって非常にウマい。味噌にんにくのタレが良かったのか分からないが、まったくハラミ独特の臭さも感じることが無かった。
・結果
気になる結果は、味については牛角が安楽亭より上回っていると感じた。特にカルビとタン塩、ハラミの美味しさは「牛角レベル上がった?」と思ってしまうぐらいの味で、非常に素晴らしいものであった。
だが、安楽亭は席の広さが十分に取られており、家族や大人数で行くときは座席の快適さを考慮するとこちらの方が良いかもしれない。牛角は少し席が狭めなので、カップルで行くのに最適だと思う。
もちろん個人の好みもあるためこの結果が絶対というワケではないが、焼肉店選びの参考になれば幸いだ。アナタは安楽亭と牛角、どっちが好き?
総評:コストパフォーマー佐藤
Report:なかの
Photo:Rocketnews24.
▼安楽亭『ファミリーカルビ』
▼牛角『牛角カルビ』
▼安楽亭『手切り和牛カルビ』
▼牛角『和牛カルビ』
▼安楽亭『上タン塩』
▼牛角『霜降り上タン塩』
▼安楽亭『ファミリーロース』
▼牛角『ロース』
▼安楽亭『牛ハラミ』
▼牛角『王様ハラミ』