個人的に焼肉食べ放題といえば「プレミアムカルビ」を推したい。なぜなら、このお店の「デザートビュッフェ」が充実しているからである。ちなみに運営元は業務スーパーでお馴染みの「神戸物産」。もしかすると、食材の調達に業スーの強みが生かされているのかもしれない。

ここと同じくデザートビュッフェが充実している焼肉食べ放題が存在した。「感激どんどん」もまた近年デザートビュッフェを導入していると判明したので、その実力をたしかめに行ってみた!

・あの時の「えんらく」は……

感激どんどんは「肉の名門スエヒロ館」で知られる、株式会社スエヒロレストランシステムが運営を行っている。実は、私(佐藤)は2020年に東京・梅島のお店の前を素通りしている。この時は近くにある、安楽亭系列の「えんらく」という焼肉食べ放題を訪問していた。

さすがに食べ放題を2軒はしごできるほど若くない。その日はどんどん訪問を断念した。


3年ぶりにえんらくの様子を見てみると……あら? 安楽亭傘下の「ステーキのどん」に変わっている。たしかあの時、えんらくを絶賛したのに、変わってしまったのか……。


・デザートビュッフェの品数

さて本題に入るとしよう。感激どんどんは以前、サラダバーを常設していたのだが、この1~2年でそれを廃止してデザートビュッフェに転換したようだ。

さっそくご覧いただこう。梅島店のデザートビュッフェがこちら!


デン!


デデン!


デデデン!!


これにアイスバーもついている! 品数は全23種類(アイス含む)!! すごい数だな、これが全部食べ放題! すべてのコースで利用可能となっている。


参考までに、デザートビュッフェの火付け役、プレミアムカルビのビュッフェと見比べてみると、クオリティはプレミアムの方が上かな~……


アイスはジェラート専門店みたいに充実してるもんなあ。専属パティシエが常駐しているだけあって、デザートのレベルは高いねえ


クオリティではプレミアムに分(ぶ)があるけど、感激どんどんは安さと品数で勝負している。どんどんはもっとも安いランチの食べ放題(100分48品)が税別1980円。先にも述べたようにデザートビュッフェもついている。


一方のプレミアムは、代表的な食べ放題「プレミアムコース」が税別3680円(100分105品)。ただしランチセット(炙り牛すき焼き & 焼きしゃぶランチ 税別1580円)にもデザートビュッフェがついているので、そのセットを注文すると、デザートは食べ放題(100分)で利用できる。

肉もデザートもしっかり食べたい人は、どんどんの方がコスパが良いかも。


・スエヒロの肉

実際にどんどんで1980円のランチ食べ放題を利用してみた。スエヒロが運営に携わっているからか、肉質は悪くない。肉は基本1人前3切れ、少量の提供なので食べ残す心配は少ない。肉をまとめて食べたい人にはちょっと手間かも……。


最安値コースにも看板商品のひとつ「どんどんロース」がついているので、とりあえずコレを攻めていれば、味にも量にも満足できるはず。


最安コースで頼める牛肉は「どんどんロース」と「熟成牛カルビ」のみだったが、豚肉も悪くなかった。「豚トロカルビ」と「トンチャン」(豚大腸)は肉を食いたい欲求を十分に満たしてくれるレベル。


最後は小ライスで焼肉丼を決めてフィニッシュ。デザートを食わねばいかんので、肉はほどほどに堪能した次第である。


・きっと子供にせがまれる

23種のデザートから私がチョイスしたのは、レアチョコケーキ・フルーツ盛・コーヒーゼリー・ショコラティラミスアイスである。


あらためてプレミアムカルビと比べると、やはりクオリティではプレミアムの方が上と言わざるを得ないだろう。焼肉のオマケとは思えない出来栄えだ。なお、プレミアムカルビはセルフサービスではなく、デザートコーナーでスタッフが取り分けてくれる方式を採用している。そのため盛り付けも上品である。


どんどんは肩肘張らずに気楽に甘いモノを食べられる点が良いところ。もうひと口、甘いモノを楽しむのにちょうど良いサイズである。オールセルフなので、マイペースで好きなものを取れるところも〇。ただし食べ残しには気を付けよう。


これだけ豊富な種類があれば、子どもからも人気に違いない。お店が近所なら「どんどん行こうよ!」と子どもにせがまれることも少なくないはず。

ということで、デザートにクオリティを求めるならプレミアムカルビ。安さと品数を求めるなら感激どんどんをそれぞれ利用することをオススメする。その時の気分で使い分けるのも良さそうだ。


・今回訪問した店舗の情報

店名 焼肉食べ放題 感激どんどん 梅島店
住所 東京都足立区梅島2-35-13
時間 11:30~22:00(L.O.21:30)

参考リンク:感激どんどん関東プレミアムカルビ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24