THE LAST RESORT

バンジージャンプをするとき、飛ぶ前に「どのように飛ぶのか」は決めておいた方が絶対に良い。空を飛んでいるスーパーマンのように、胸を突き出して飛び立つか。ドラゴンボールにおける空中飛行のように、頭から「ゴーッ」と落ちていくのか。

バク転をするがごとく、背面から仰け反るように飛び立った男も知っている。一方、当の私(筆者)は、そのまま足から落ちてみた。地上160メートルの高さを誇る世界2位のバンジージャンプで、そのまま足から落下すると、どんな思いがよぎるのか?

・ネパールにある究極のバンジー

160メートル級のバンジージャンプに挑戦したのは、今から10年以上も前のことだ。場所はネパール北部の国境近く。ラストリゾートという場所にある、「アルティメットバンジー」なるアトラクションだ。アトラクションというか、そのまんま、だ。04170007_500px

・手を合わせてから飛び立った

飛び立つ位置は、渓谷に架けられてる橋の中央から。下を流れるのはボテコシ川。ゴーッという川の音が聞こえてくる。安全器具を装着し、じっと前を見ながらお立ち台に立つ。下を見たら足がすくんでしまうからだ。そして、意を決して飛び立った……!!Screenshots  2015-02-06 20.52.23_500px

……のだが、ぜんぜん「どのように飛ぶのか」を事前にイメージしていなかったこともあり、お立ち台からジャンプする勢いが弱すぎて、私は足から落下していった。

まるで自分自身が「釘」になったような感じで、ものすごいスピードで「ゴーッ!!」という風切り音と共に落ちていく。グングン地上が迫ってくる! スーパーファミコンの回転・拡大機能もビックリのド迫力だ!!Screenshots  2015-02-06 20.52.31_500px

この落下中に私が思っていたことは、情けなくもズバリ「怖い」ということだけ。メチャクチャ怖い。本当に怖い。“どこにも足をひっかけられない状態” が、なによりも恐ろしかった。そして、無意識的に私はパタパタと手を動かしていた。Screenshots  2015-02-06 20.52.38_500px

──そう、まるで鳥が羽ばたくがごとく、パタパタパタパタと……“なんとかして浮上しようとしていた” のであった。もしかしたら水平の状態を保とうとしていたのかもしれないが、映像で見る限りは鳥である。羽なんてないのに、飛ぼうとしていたのだ!

・たったの1万円チョイでチャレンジできるぞ

ちなみに、この160メートルバンジージャンプは、いまでもネパールで体験可能。価格は1回85ユーロ(約1万1400円)だ。興味のある人はレッツトライ! ただし、飛ぶ前に「どのように飛ぶのか」は決めておこう。足から落下は、オススメできない。

参考リンク:THE LAST RESORT
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

▼この動画が「足から落下バンジー」のもようである

▼こんな高さ
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▼ここがお立ち台で
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▼下を見るとこう
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▼ビビってる
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▼もうガクブルだ
04170045_580pxbbbbb
▼でも飛んだ

▼飛んだあとは、こんな感じで他の人の飛びっぷりを見学する
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