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マクドナルドの肉には “ピンクスライム肉(クズ肉をアンモニアで殺菌したミンチにしたもの)” が使用されていると問題になり、米マクドナルドが、チキンナゲットの製造工程を公開したニュースを以前お伝えした。

そして今回は、フライドポテトの製造過程の動画「What are McDonald’s fries made of?」が公開されたので紹介したいと思う。ポテトに関しても、巷では “フライドポテトを6カ月放置したままでも腐らなかった” という話が飛び交ったりしているので、一体どんな工程で製造されるのか興味深々だ。

・本物のジャガイモを使っているの!?

今回の動画の案内役も前回と同じく、ディスカバリーチャンネルの超人気実験番組『怪しい伝説』の司会者グランド・イマハラだ。彼は昔、マクドのフライドポテトを毎日のように食べていたが、様々な噂を聞くようになってから食べるのをやめてしまったそう。

そこで、彼は製造工場に着くなり案内係のココ・ネハーさんに、「フライドポテトに本物のジャガイモを使っているの!?」と直球質問を投げかけた。するとココさんは、「見れば分りますよ」と自信ありげに返答した。

・マクドのフライドポテトはジャガイモだった!!

動画では製造過程を「出来上がり → 作り始め」という巻き戻し法で紹介しているので、ビデオの最後の部分から紹介していきたい。まず動画の最後で、グランドとココさんは広大なジャガイモ畑に立っている。ここで取れたジャガイモが工場へ輸送され、フライドポテトに変身するというわけだ。

最初に、工場の機械で皮を剥かれたジャガイモはベルトコンベアで運ばれ、水圧で切断するウォーターカッターによって均等な大きさにカットされる。ここまでの過程を見る限り、マクドのフライド ポテト” は、紛れもなくジャガイモから作られていることが分る。

・カットされたジャガイモは添加物で加工される

次にカットされたジャガイモは、色や味付けのための加工がされる。均一な色を保つためのブドウ糖や、冷凍後の変色を防ぐ酸性ピロリン酸ナトリウムといった添加物が加えられるのだ。これは、品質に統一性を持たせるための不可欠な工程である。

・軽くフライにされてから冷凍

添加物で加工された後は、カリっとした食感を出すために軽く揚げてから冷凍される。そして、パッケージ包装されたポテトは各店舗へ搬送され、フライにされてからフライドポテトとして客に出される、という流れだ。

・フライドポテトに使われる原料も知っておこう!

フライドポテトといっても、原料はジャガイモだけではない。そこで、マクドのフライドポテトには一体どんな原料が使用されているのか、以下にまとめてみた。もちろん、主役はジャガイモである。

【揚げる時の原料】
カノーラ油
大豆油
水素化大豆油

【味付け】
ナチュラル・ビーフ・フレーバー
タンパク加水分解物
加水分解乳

【保存料】
クエン酸
ジメチルポリシロキサン
ブドウ糖
酸性ピロリン酸ナトリウム

トータルで14種類の原料が使われているが、一見したところ危険な原料は含まれていないようだ。

前回のチキンナゲットの時、グラントは製造過程を見学しながらも、「もしかして信じてないの?」といった印象を残してうやむやに動画を締めくくっていた。しかし今回は、「マクドのフライドポテトは、ジャガイモだ!」と思いっきり断言。ファストフードを食べるも食べないも、判断は消費者に委ねられているので、自分が食べる物は個々でしっかり管理していきたいものだ。

参照元:YouTube[1][2]
執筆:Nekolas

▼マクドのフライドポテトの製造工程を紹介した動画はこちら

▼フライドポテトの原料を説明した動画

▼マクドのフライドポテトは紛れもなくジャガイモだった!!
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