IMG_0044

人間、「自分の事は自分が一番わかっている」ようでも、案外そうではないのかもしれない。「あなたのイメージするあなた」と「周囲から見るあなた」は完全に一致するだろうか? 自分では “そう” しているつもりでも、周りには “そう” 映っていないことがないとも限らない。

そのズレが大きくなったとき、自分にその気はなくても周囲からは傲慢(ごうまん)に見えてしまうものなのだろう。そんな状況を回避するため、自分を見つめ直す超絶効果的な方法を編み出したのでご紹介したい。それがズバリ! 「ノリノリのカラオケを撮影して冷静になってからあとで見てみる戦法」である!!

・いつも通りに歌う

IMG_9469

方法はいたって簡単。カラオケでノリノリに歌っている様子を撮影。しばらくしたらそれを見返すだけである。たったこれだけ……たったこれだけで、結果的に自分でも驚くほど謙虚な気持ちになれるのだ。言って聞かすより、はるかに効果的かつ効率的な手段と言えるだろう。

ポイントは、とにかく「むき出し・さらけ出し」ありのままで歌うこと。ありのままの自分を見つめ直すことに意味があるのだ。恥ずかしがってはいけない。必要ならアルコールを少し入れても良い。曲も「知らない曲だった」と言い訳しないため、得意な曲をチョイスしよう。

・見返してみると……

IMG_9484

筆者もほろ酔いかつノリノリで歌い、その様子を撮影した。ぶっちゃけ、歌が上手いとは思っていないが下手でもないと思っている……。何より声量には多少の自信がある……! もちろん、自分が過去に何度も歌ってきた “マイ鉄板曲” ばかり。もはや逃げ道はない……!!

4曲ほど撮影し、家に持ち帰り見てみることに。すでに酔いも醒めている。日頃から、「自分のことは自分が一番わかっている」と思いながら生きている筆者だが……動画に映っていたのはまるで他人! 単なる初めまして!! むしろ痛すぎる中年男性が楽しそうに歌う姿であった……。

・悶絶する恥ずかしさ

IMG_0058

全身から吹き出す冷や汗。泳ぎまくる眼球。「笑うしかない」とはまさにこのことである。「も……もう堪忍してくだせぇ!」と思っても最後まで視線をそらしてはいけない。動画の中の男はまさに私! こんなに近いのに見知らぬ男!! プレーンな辱めがそこにはあった。

自信があると思っていた声量はやかましいだけ、音は外しまくり、でも楽しそう……。せ、先生……! 穴があったら2年くらい入りたいです……!! 「自分のことは自分が一番わかっている」とは二度と言えない。たった数分でコテンパンに価値観を変えられてしまったのだ。

・ギャップに気付く

IMG_0044

映像を見ているときは、ひたすら恥ずかしかったが、しばらくすると自分でも驚くほど謙虚な気持ちになっていることに気付いた。「自分が思う自分」と「人様から見える自分」のギャップに驚き、「自分の思う10倍つつましく生きよう」と心に誓ったのであった。

数分間はただただ恥ずかしいが、それを乗り越えるとマジで謙虚な気持ちになれる。人間、謙虚さが全てである。「自分のことは自分が一番わかっている」と思っている人にこそ試していただきたい。

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼これが動画だ!

▼カラオケへ行き……
IMG_9469

▼ノリノリで歌う!
IMG_9484

▼しばらくしてから見る!
IMG_0044

▼悶絶する恥ずかしさ! だがしばらく経つと、マジで謙虚な気持ちになっているぞ!!
IMG_0058

▼最後にもう一度動画だ!