2014年8月に開催された「ロケットニュース24を語る夕べ」。私自身(筆者)も多くの発見があるイベントであったが、そこで佐藤記者が顔出しするきっかけになった、ある記事が紹介されていた。『鼻で音楽を聞くと臨場感あるサウンドに!? 実際にやってみた』である。
結果は、耳では決して味わえない、“頭に響き渡る感覚が味わえる” ということであったが、私はふと思った……「鼻だけでそんなにすごいなら、鼻+耳ならヤバいんじゃないの?」と……! そこで実際に、鼻+耳で音楽を聞いてみたら予想外の結末になったのでご覧いただきたいッ!!
・準備するもの
用意するのは、音楽プレイヤー・イヤホン2本・変換コードである。通常の音楽プレイヤーにはイヤホンジャックが1つしかないため、イヤホン1本分しか音楽が聞けない。変換コードを使い、イヤホン2本から同時に音楽が聞けるようにするのだ。
・まずは鼻だけにチャレンジ
まずは慣れていない、鼻だけから音楽を聞いてみることにした。佐藤記者が言うように、イヤホンを出来るだけ鼻の奥まで入れ、耳を両手でしっかりとふさぎ、口を開ける。何より耳から空気を抜く「耳抜き」に集中していると……!
・鼻はたしかにすごい
おぉ、これはすごい! 確かに臨場感あるサウンドになる!! 単に音が大きい、いわゆる爆音とは違い音が直接脳に響き渡る感覚だ! これに耳を足したら、新世界が開ける気がしてきた……! 人類よ、ここが歴史の変わり目だッ!! などとブツブツ言いながら、耳にもイヤホンを入れてみると……!!
・耳も追加してみると……
「!!!!!!!!!!」単なる爆音が耳をつんざく! ビックリして耳からイヤホンを離してしまった。鼻に合わせて音量を最大にしていたのだが、耳の音量にしては大きすぎる。何より、鼻からの音楽は見事にかき消されてしまった……。
・色々調整してみたが……
耳に合わせ音量を小さくしたら、今度は鼻からの臨場感のあるサウンドがなくなり、いよいよ耳から聞くのと同じになってしまった。しかも、口を開けているとはいえ徐々に息苦しくなり、その姿はまるで “鼻をふさぎながら音楽を聞くちょっと痛い人” のようであった。
・鼻なら鼻だけ、耳なら耳だけで聞こう
結論としては、『鼻だけなら臨場感のあるサウンドになるが、耳を足すと耳が勝ってしまう』ということになる。さらに追加するなら、『鼻をふさいで耳でイヤホンを聞くのと同じ』であった。
その後、試しに洗濯バサミで鼻をふさぎ、耳だけで音楽を聞いてみたが、鼻と耳で聞くのとほぼ同じ感覚である。つまり、鼻なら鼻だけ、耳なら耳だけで聞くのが正しいことが判明した。鼻と耳で同時に音楽を聞いても時間の無駄だから、良い子のみんなは真似しちゃダメだぞ!
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼変換コードを用意。電機屋で800円くらいで購入した。
▼中身はこんな感じ。
▼音楽プレイヤーに変換コードをつなぐ。さらにイヤホンを2本セット!
▼まずは鼻だけでやってみる……。これは新感覚や!
▼そして耳を足してみる……。
▼耳の音量がデカすぎる! 鼻の効果はなくなった!
▼その後も色々と調整したが、徐々に息苦しくなるだけ……という結果に。
▼試しに鼻をふさいで、耳だけで聞いてみた。
▼さっきと同じ感覚だ! 良い子のみんなは時間の無駄だから真似するなよッ!!