ricebucketchallenge

世界中の有名人著名人が参加している、「アイスバケツチャレンジ」。これは、筋委縮性側策硬化症(ALS)の認知を高める目的で始められたものだが、挑戦に賛否の声が上がっている。というのも、氷水を浴びることだけが取りざたされてしまっているため、チャリティがおろそかになっていると見られているからだ。一時的なお祭り騒ぎになっている感覚は否めない。

そんななか、インドで興味深い挑戦がスタートした。その名も「ライスバケツチャレンジ」である。ライス? 名前間違えちゃったの? と思いきや、間違えている訳ではなく、ライスつまり米を用いる取り組みが始まったのである。まさかバケツ1杯の米を被るってわけじゃないよね!?

・深刻なレベルの貧困

この取り組みは、インドのジャーナリストであるマンジュ・ラッサ・カラニディッヒさんが始めたものだ。インドでは貧困と飢えが深刻なレベルに達している。貧しい人たちの苦しみを少しでも軽減しようと、分かち合いの取り組みが始められたのである。

・Facebookに1万人参加

アイスバケツチャレンジのように、氷水を被る訳ではなく、バケツ1杯程度の米を寄付するのである。マンジュさんは2014年8月24日にFacebookページを立ち上げたばかりなのだが、数日ですでに1万人以上の人がこのページに参加している。

彼女は氷水の挑戦が世界に波及したように、この取り組みも広く認知されることを望んでいるそうだ。アイスとライス、言葉は少し違うのだが、同じように世界中でこの取り組みに参加する人が増えて行くことを願う。

参照元:Facebook Rice Bucket ChallengeMetro.co.uk(英語)
執筆:佐藤英典