夏の風物詩と言えば花火大会。ロケットニュース24では「手持ちのデジカメやスマホで花火をキレイに撮る方法」をお伝えしたが、今度は、誰も見たことがないような花火映像を紹介したい。
それは、空撮機を使って撮影されたもの。と言ってもただの空撮ではないぞ。なんと打ちあがる花火の内側にまで接近したものなのだ! 誰も見たことがないような花火は、動画「Fireworks filmed with a drone」で確認できる。
・花火の中はまるで星の海
動画ではまず、上空から花火大会の様子が俯瞰的に映し出されている。……と、思った次の瞬間! 画面いっぱいに閃光が走った!! 空撮機は、花火がスパークするタイミングに極限まで接近したのである!
そればかりでない。カメラは次々に打ちあがる花火の内部にすべりこむ。グルリ360度をキラキラ光る火花に囲まれる様子は、まるで彗星の中を泳いでいるようだ。こんなエキサイティングで幻想的な花火、見たことがない!
・クアッドコプター & GoProで撮影
この動画を公開しているのは、YouTubeユーザーの “Jos Stiglingh” さんだ。動画の説明によると、この映像は空撮用クアッドコプター「DJI Phantom 2」と「GoPro Hero 3」を使って撮影したものとのこと。
なるほど、だからあんなに自在に花火の中を飛び回っていたのか! Josさんによると撮影後、クアッドコプターにダメージはなかったそうだ。機材の性能もさることながら、彼の操縦技術も高いものに違いない。
スマホやデジカメの撮影のように、誰でもマネできるものではないのがちょっと残念。花火のこんな素晴らしい一面を見せてくれたJosさんに、拍手を送りたい!