紫のビルと黄色い看板の「多慶屋」(たけや)をご存知だろうか? 東京は御徒町で7つのビルから成る、戦後創業の総合ディスカウントビルである。
多慶屋を知る人は普段の買い物はもちろん、なにか困ったとき、「とりあえず多慶屋に行くか」となるくらい品揃え豊富で、しかも安いのである。そんな『ショッピングの守護神』ともいうべき、多慶屋をご紹介したい。
・多慶屋ヴァイオレットタウン
多慶屋は紫色のビルである。その界隈は、「多慶屋ヴァイオレットタウン」と呼んでも差支えがないほど、紫に染められている。画像を確認してほしいが、自動販売機まで紫色なのだ。その紫色に導かれ、いつも多くの人で賑わっているのである。
・一通りなんでもある
多慶屋の特徴といえば、「一通りなんでもある」ことだ。食料品・生鮮食品、医療品・化粧品・家電製品・衣料品・寝具・家具・日用雑貨・ブランド品・宝飾品、スポーツ用品・文房具・ペット用品・自転車まで、とりあえず一通り揃っているのだ。
・普段は見かけない商品も多くある
中には「こんなものまであるのかよ!」というものも多い。例えば食料品コーナー。業務用サイズのナッツや珍味が棚から溢れんばかりに揃えられている。いつか実家で見た「コンビニじゃ絶対売ってないよな?」というジュースやせんべいが、そこらじゅうにあるのだ。
・普通に安い。中には激安なものも
どの売り場にも手頃な価格で商品が並んでいる。定価の商品が無い訳ではないが、上手く買い物をすれば、かなり割安に抑えられるはずだ。そして中にはとんでもなく安いものがある。この日は、500mlペットボトルの「コカコーラ・ゼロ」が1本80円で売っていた。定価の約半額である!
・多慶屋カードはサラリーマンの味方!
多慶屋カードも魅力的である。ポイント云々より、カードを持っているだけで、提携の飲食店でサービスが受けられるのだ。御徒町の飲食店に入ると「多慶屋カードで50円引き、またはゆで卵サービス」などという張り紙がよくある。近所のサラリーマン必携の心強い一枚なのだ!
・店員さんの記憶力がすごい
その品揃え、良心的な価格から、地元民だけでなく、外国人観光客も多く押し寄せる多慶屋。しかし7つのビルに分かれているため、売り場がどこかわからないことも多い。そんなときも店員さんに欲しいものを言うだけで、瞬時に教えてくれるので安心だ。その記憶力はハンパではないのである。
・簡単にいうと、でっかい「元祖ドン・キホーテ」
簡単にいうと、あの「ドン・キホーテ」をビル7棟で展開していると考えると、イメージがつきやすいかもしれない。普段使いはもちろん、何かのときの「とりあえず多慶屋」なのだ。買い物で困ったら、迷わず『多慶屋ヴァイオレットタウン』に駆けこめ!
参考リンク:多慶屋
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼昭和通り沿いは向こうまで多慶屋
▼曲がっても多慶屋
▼コカ・コーラゼロが驚異の80円!
▼せんべいの棚
▼カステラの切り落としまで!
▼生鮮食品も
▼家具売り場
▼自動販売機も、多慶屋ヴァイオレットだ!
▼近所のラーメン屋の張り紙。多慶屋カードはサラリーマンの味方なのだ。