一般的には、お店は商品やサービスを「売りたくて」商売をしているはず。ところが私(佐藤)が最近見つけたあるパン屋には、一瞬わが目を疑う商品説明が貼り出されていた。そこには「本当は売りたくない位」とある。

ちょっと待て! 売る気でパンを作ってるんじゃないのか!? よくわからないけど、とりあえず買ってそのパンを食べたらヤバいことになった!!

・スーパー吉池のベーカリー

ナゾの商品説明を発見したのは、東京・御徒町にあるスーパー吉池だ。


鮮魚を中心とした、生鮮食料品を扱うこの建物の地下にあるベーカリー「オンディーヌ」に立ち寄ったところ、カレーパンが充実していることに気が付いた。


・カレーパンが5種類も

カレーパンは、ベーカリーの定番商品の1つである。どこでも1~2種類は置いてあるものだ。しかし私が訪れたとき、ここには5種類も店頭に並んでいた。


フルーツを使用した甘口(180円)に、甘さも辛さもちょうど真ん中のプレーン(180円)。それに辛口(200円)。3種あるだけでもちょっと珍しいかも。


辛さにはさらに上がある。辛口の3倍の辛さの激辛(216円)。激辛のもうひとつ上は超激辛(250円)~。


おい! ちょっと待て。超激辛に何か書いてある。



「危険なので本当は売りたくない位で激辛です!! ご注意くだいさませ!!」


…………うん、売りたくない位なのに、なぜ売ってる? その前になぜ作った? これは逆に「買え」っていう合図なのか? 素直にこの注意を受け取れない私は、当然買ったさ。


・辛さが増すごとに濃く

甘口・プレーン・辛口の3つに……


激辛・超激辛の2つで、計5つ。それぞれに色違いの帯がついている。帯があるのは、辛いのが苦手な人が超激辛を食べてしまうという罠に陥ってしまうのを防ぐためだろう。


とにかく、それぞれ半割にして、中のルウを見比べてみると……



辛さが増すにつれて、ルウの密度と色が濃くなっている気がする。その断面を見ているだけで、口の奥から唾液が押し寄せてくるのは気のせいではない。だって、匂いがすでにやや辛いもの……。とはいえ、実際はそうでもないかも。ということで早速検証! 食べてみたぞ。


・いざ、実食!

まずはプレーン。これは当然辛味を売りにしていないので、難なく食べられる。生地は粗目で衣はざっくり、昔ながらのカレーパンだ。


次にトライしたのは、いきなり激辛! これはちょっと一瞬身構える。辛さにやられないだろうか? と恐る恐る一口食べると……


あら? 全然辛くない。たしかにジワリとしたスパイシーさはあるけど、激辛ではないかな? これはもしかして、超激辛も言うほどではないのかもなあ~。


・最終決戦へ

ということで最終決戦! 超激辛に挑戦だッ!! 「売りたくない位」という実力はいかほどか!? 一口食べてみると……






あれ? これももしかして……全然なのかな? と思ったら!!



すごい遠くの方からナニか来た! すごいゆっくりとしたペースなんだけど、着実に近づいて来ているぞ! アイツが来る、ジワリジワリとにじり寄って来る! キタキタキタキター―――――!!


わーーーッ!


もう来てる!


もうすぐそこまで来てる!


3!


2!


1!


辛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!


たしかお店の人がハバネロを使ってるって言ってたから、辛さは間違いない。でも、こんなに時間差で辛さが来るとは思ってもみなかった! しかも一度到着した辛味は、全然いなくならない。もうどっしりと居座って味覚を刺激し続ける。辛い! ずっと辛い!!


・みんな硬直して地蔵化

Yoshioにも食べてみてもらったところ。最初の私とまったく同じ反応で、「全然辛くないよ」という。しかし30秒後に……


地蔵と化した。


GO羽鳥はよせばいいのに、4分1サイズの1切れを一口食っちまった。置いてあるものをすぐに口に入れてしまう、食い意地の張った男だ。だから痩せないんだ。


そんな食い意地男も、30秒を経過した段階で動きが止まり、最終的に……


地蔵と化した。


という訳で、オンディーヌのカレーパンは超激辛だけが飛び抜けて辛いので要注意だ。辛いモノが苦手な人はムリして食べないように。得意な人でも食べ過ぎには気をつけろ!

・今回訪問した店舗の情報

店名 オンディーヌ
住所 東京都台東区上野3-27-12 吉池 B1F
営業時間 9:30~20:30
定休日 不定休

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼建物入口にあるサメのイラスト。食べられてはダメでしょ……

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食われちゃダメだろ

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