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2014年6月20日、日本代表はギリシャと対戦し、スコアレスドローに終わった。この時点で日本は勝ち点1でグループCの3位。決勝トーナメントへの進出が決まったコロンビアを除く3カ国が、残りひとつとなった椅子を争うことになった。

まだ日本代表に可能性が残されているのか、決勝トーナメントへ進めるのか知りたいという人も多いことだろう。ということで日本代表が決勝トーナメントへ進むことができる条件をまとめてみたぞ!!

・日本に残された可能性

おさらいしておくと、日本と同組に入ったのはコロンビア、コートジボワール、ギリシャ。ここまでそれぞれが2試合を行い、順位は1位コロンビア、2位コートジボワール、3位日本、4位ギリシャとなっている。詳しい解説は後にするとして、まずはこちらを見て欲しい。

・日本がコロンビアに勝利 → 可能性あり
・日本がコロンビアと引き分け → 敗退
・日本がコロンビアに敗北 → 敗退

このように日本は勝つしか決勝トーナメントへの道は残されていないのだ。しかし日本がコロンビアに勝利しても「ギリシャ vs コートジボワール」の結果次第では決勝トーナメントに進出できない可能性もある。以上を考慮すると、次のような条件が見えてくるぞ。

・コートジボワールが勝利

15日に日本が敗北したコートジボワールは最終戦でギリシャと対戦。コートジボワールはコロンビアに負けたものの、すでに勝ち点3を獲得しているため、日本が勝利したとしても、ギリシャ戦に勝利すれば自力で決勝トーナメントへ進むことができる。ようするにコートジボワールが勝つのは日本にとって絶対 NG ということだ。

・ギリシャが勝利

続いてはコートジボワールの対戦相手であるギリシャが勝利した場合だ。実はこのケースが日本にとって一番有利となる。ギリシャはコロンビアに0−3と敗北しており、得失点差が−3。それに対して日本は−1と2点の猶予がある。

日本が1−0で勝つとすると、ギリシャは3点差以上が必要になるのだ。しかし、ギリシャが仮に3点差以上で勝利すると逆に日本は窮地。ギリシャの得失点差以上になるよう、コロンビアに点差をつけて勝たなければいけなくなることも忘れてはいけない。

・コートジボワールとギリシャが引き分け

最後にコートジボワールとギリシャが引き分けた場合だが、この時対象となるのはコートジボワール。しかし、日本は直接対決で敗れているため、やや不利な条件となる。まず日本は得失点差で上回ることが要求され、コロンビアに2得点以上の点差をつけて勝利しなければならない。

……以上が「日本がコロンビアに勝利した場合」の条件となる。もう一度お伝えするが、仮に日本がコロンビアに引き分けか敗北する結果だと、その時点でグループリーグでの敗退が決まってしまう。可能性は残されているとはいえ、自力で突破できない厳しい状況ということには変わらない。

運命のキックオフは25日の朝5時。「日本 vs コロンビア」「ギリシャ vs コートジボワール」共に同時刻の試合開始となる予定だ。まずは早い時間帯で日本のゴールシーン、そしてギリシャの奮闘に期待したい。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.