今や、コンビニや100均にも「CD-R」や「DVD-R」のブランクメディアは置いてある。CD を「焼く」なんてことは、何ら珍しいことではなくなった。だがしかし……CD-R が流行り始めた頃の衝撃たるやハンパなかった。意味不明にアツかった!

いま、あなたの PC に「R」が焼けるドライブは付いているだろうか。最近、何かを “焼いた” だろうか? 今こそ思いだせ……あの頃をっ!! ということで今回ご紹介したいのが、「CD-R が流行り始めた頃あるある50」である。

【CD-R が流行り始めた頃あるある50】

その01:とりあえず自分の持ってる音楽CD を意味もなくバックアップして CDコンポで再生して感動。
その02:単なるコピーから進化して「マイ・ベスト音楽CD」を作るようになる。
その03:「焼く」という表現のカッコよさにシビれる。
その04:それぞれ「贔屓(ひいき)」のメディアやショップがある。
その05:大正義「太陽誘電」。
その06:伝説のメディア「プリンコ(PRINCO)」。
その07:「OEM」という単語に過剰反応する。
その08:アゾ系、シアニン系、フタロシアニン系という単語に敏感になる。
その09:焼きソフトに「一長一短」があることに気づく。
その10:Toast(トースト)は Adaptec(アダプテック)。
その11:CD-Rドライブを買うと「B’s Recorder」が付いてくる。
その12:TEACドライブの信頼性。
その13:開始2秒で焼き失敗。
その14:バッファメモリに対して「ふんばれ! ふんばれっ!」と応援する。
その15:超大事なデータは「等倍」で大事に大事に焼く。
その16:4倍速はスーパーカー並の速度。8倍速とか未来。16倍速とかデマ。
その17:バッファアンダーランが怖いので、焼いている最中は PC に負荷をかけないように休憩タイム。
その18:ケース付きの CD-R を50枚とか通販で注文するとハンパないデカい箱で届く。
その19:ケース付きの CD-R を40枚とかを自力で持ち帰る人とか余裕でいた。
その20:秋葉原カオス時代。
その21:花とか星とか、変な形をしている8cmの CD-R が売っている。
その22:なんやかんやで CD-RW はあまり使わない。
その23:セコく「トラックアットワンス」でチマチマ書き込む。
その24:人にデータを渡すときに超激安のクソメディアを使ったら、相手から「データが読めなかったんですけど……」の悲劇。
その25:人にデータを渡すときに超激安のクソメディアを使うと「あいつはセコい」という噂が立つ。
その26:人からデータをもらうとき、盤面に「マジック殴り書き」がされていると少しションボリ。
その27:人にデータを渡すときは「太陽誘電」を使ったうえで、盤面にも何も書かないのが紳士の振る舞い。
その28:大事なデータは「CD-Rラベル」をプリントして貼ったりする。
その29:盤面にボールペンで文字を書いて「読めなくなった!」の悲劇。
その30:何度も何度も「Macフォーマットで焼いた CD-R が Windows で開かない悲劇」が繰り返される。
その31:とりあえず「ISO 9660」。達人はハイブリッド形式。
その32:データを CD-R に完全バックアップ → PC をフォーマット → CD-R が読めない。
その33:そのうち「スピンドル」に手を出し始める。
その34:家にあるブランクメディアが20枚を切ると冷や汗が出てくるヤク中みたいな禁断症状。
その35:クソメディアを10枚買ったら焼きミス10連発でパチンコで負けたみたいな展開になる。
その36:意味深な「80分メディア」がさりげなく売っている。
その37:「デュプリケーター」という鬼のようなマシン。
その38:部屋の床が「焼きミスCD-Rメディア」だらけになる。
その39:どんどん増え続ける焼きミスCD-Rメディアを何かに使えないか一晩悩む。
その40:焼きミスCD を天井から吊るしたり、コースターにしたり、フリスビーで遊んでみたりする。
その41:焼きミスCD を「バリン!」と割ると、いろいろ勉強になる。
その42:あまったスピンドルを何かに使えないか三日三晩悩む。
その43:雑誌の付録CD はスピンドルに保管。
その44:NERO の勢い、CloneCD の衝撃……ライティングソフト戦国時代。
その45:TSUTAYA のレジ前に「音楽用CD-R」が置いてあった時の、なんとも言えない気持ち。
その46:焼き終えた盤面の裏面を見ただけで「●●●メガ」と言い当てる人間CDドライブみたいな達人がいる。
その47:CD-R の盤面に直接印刷できるプリンタに狂喜乱舞。
その48:人にデータを渡すとき、「太陽誘電」等の信頼のおけるメディアを使ったうえ、ホワイトのプリンタブルだと最強の紳士。
その49:15年前に焼いた CD-R が、まだ読めた!
その50:DVD-R時代になると冷めてくる。

執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

▼これが「ケース付きの CD-R 50枚」だ!