haisuta
2016年10月4日、パンクバンド・ハイスタンダードが16年半ぶりとなる新曲『ANOTHER STARTING LINE』をリリースした。事前告知など一切なしに、突如として店頭販売が開始したこのシングル。

ファンのつぶやきなどから情報が一気に拡散されると、「ハイスタ」という単語がツイッターのトレンドに上がるなど、その人気ぶりを証明した。すぐに売り切れる店舗も続出したことで、CDを買えなかった人も多いだろう。そんなあなたに朗報だ。この新曲のPVが、YouTubeにアップされてるぞーーーーーー!

・伝説のバンド

2000年に活動を休止したハイスタンダード。インディーズリリースでノータイアップでミリオンヒットした『MAKING THE ROAD』や、バンド自身が主催するフェス「AIR JAM」など、そのD・I・Yな活動内容が後のバンドに与えた影響は計り知れない。

・広告ではない口コミの力

昨日、私(中澤)のSNSのタイムラインにも、ハイスタを買いにCDショップに行ったという投稿があふれていた。現在34歳の私が高校の頃は、ハイスタ全盛期。軽音楽部なんてハイスタのコピーバンドだらけだった。

・CDショップは宝島だった

ワクワクしながら毎日CDショップに通っていた日々。新しいバンドを知るのがうれしくて、片っ端から試聴機を漁っていた。そうして出会った好みの音楽は、“自分だけの音楽” なような気がして速攻で買った。そんなCDは、今聞き返しては「やっぱり最高だ」なんて思う。

しかし、最近はCDショップからめっきり足が遠のいた。なんか以前のようにワクワクできない。もう歳なのかもしれない……。

会うたびにそんな話をしていた友達たちが、以前のようなキラキラした想いをSNSに投稿していた。そうそう、CDショップって宝島だったよな! CDを買った帰り道なんて、早く聞きたくていつもそわそわドキドキしてたよな!!

今回の16年半ぶりの突然のリリースは、多くの人にとって、CDショップを当時の夢みたいな場所に戻すものだったに違いない。発売日にCDを買えなかった人もハイスタを知らない人も、このPVを見てその熱を感じていただければ幸いだ。

参照元:YouTube
執筆:中澤星児

▼英語詞で完全に洋楽の曲にもインディーズの精神性が表れている