先日、お台場にある「東京都水の科学館」に行ってきた。入場無料にもかかわらず、水に関する展示や体験が充実していて、子どもも大人もけっこう楽しめる。

特に、普段は入ることができない地下ツアーは面白かった。

そんな館内を歩いていたところ、とあるポスターに目が留まった。 「水滴くん♪のうた」のCDを、プレゼントしています! と書いてある。

・館内で見つけた謎のポスター

水滴くんのうた……?

まったく聞いたことがないけれど、なんか気になってしまうのが、ロケットニュースライターのサガ。

受付で「水滴くんのCDください」と申し出ると、あっさりCDを1枚手渡してくれた。

せっかくなのでそのまま車に乗り込み、ドライブがてら再生してみることにした。

さっそく陽気なイントロが始まり、キャッチーな歌声が流れ出す。

・えっ、けっこう良いぞコレ!

軽快なメロディーに加えて、途中からハモリも入ってくる。なかなかいい曲だ。

この曲、水道局員が作詞・作曲・編曲・演奏しているとは信じられない。

なぜかラップパートまで登場する。結構攻めるじゃん。

本編はおよそ3分。子ども向けとは思えない構成の凝りっぷりで、なんなら耳に残る。気がつけば、子どもたちも2〜3回聴いただけでサビを口ずさむようになっていた。

・そこまでやっているとは

さらに驚いたのは、このCDにはショートバージョンカラオケバージョンまで収録されている点。無料CDにしては、サービス精神が水漏れしている。 

短縮版は2分で、ちょっとした発表会向けだろうか? とはいえ、ラップが聴きたい派としては断然ロングバージョン推しだ。

さらに調べてみると、公式で「踊ってみた」動画まで公開されていることが判明。

なんという本気っぷり。

・教育的要素もあるエンタメ

笑ってしまうほどツッコミどころは多いが、歌としての完成度は妙に高い

ここで子どもたちに尋ねてみた。

「ねえ、この曲の感想はどう?」

5歳 次女「大人は、なんじゃこれって思うかもしれないけど、子どもは嬉しいよ。」

「この曲聞いて水を大切にしようって思えた?」

5歳次女「まあね」

今度水を無駄にしてそうな瞬間があったら、すかさずこの曲を流してみよう。そんなわけで、科学館のお土産にしてはちょっとクセが強いかもしれない「水滴くん♪のうた」のCD

お台場の「東京都水の科学館」を訪れた際には、ぜひこの水滴くんワールドに足を踏み入れてみてほしい。

参考リンク:東京都水の科学館
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.

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