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日本代表の10番・香川真司選手はこれまでにない苦しいシーズンを過ごしている。昨季、マンチェスター・ユナイテッドのリーグ優勝に貢献したものの、今季はベンチを温めることが多く、出場機会に恵まれていない。

ノーゴールノーアシストと数字には現れていないが、決して香川選手が悪い動きをしているという訳ではない。動画「Kagawa cross cross 2013-2014」で確認できるように、運にも見放されたことが多いのだ。

・香川選手が苦悩している理由

なぜ香川選手は試合に出場できないのか、そう思う人も多いことだろう。その理由として挙げられるのは、ズバリ監督の交代だ。昨季までマンUを率いたファーガソン監督が退任し、モイーズ監督になったからである。

・現監督の戦術

戦術は監督によって違うものであり、モイーズ監督はクロスを上げて得点するという形を好んでいる。ファーガソン監督はパスワークを重視する現代サッカーに移行しようとして香川選手を獲得したのだが、監督交代で時代を逆行する形となってしまった。

・噛み合ないプレースタイル

監督が「オールドスタイル」なのに対し、香川選手は俊敏な動きで狭い位置を突破したり、瞬時のひらめきでキラーパスを出すプレースタイルだ。その結果、監督の構想外となり、出場機会が激減することに繋がっている。

・止まらない悪循環

それに加えて、2014年1月に同ポジションでスペイン代表のフアン・マタ選手を獲得したことも香川選手にとっては厳しい環境となっている。もちろん、指揮官の交代やチーム内の競争はあるものだが、さまざまな要素がマイナスに働いているのだ。

そこで今季の香川選手の「アシスト未遂集」だが、内容は少し気の毒にもなるくらい運から見放されている。そしてこの動画がマンUサポーターの間で話題になっているのでその声をいくつかご紹介したい。

・この動画に対するマンUサポーターの反応

「俺はカガワをいつでも応援しているよ!」
「カガワの動きに周りがついていけてなさすぎる」
「ドルトムントファンはシンジがベンチにいるのを見て悲しんでいるよ」
「彼はもっとやれるはずだ。モイーズは頼むからカガワを起用してくれ!」
「彼は今季5〜10個のアシストをしていてもおかしくない。このミス連発を見ていたらストレス溜まったわ」
「本当はもっとゴールが決まっているはずだよね。誰かこの動画をモイーズに送ってくれ」

……といったように、モイーズ監督が香川選手を起用しないことに対して、疑問を感じるという声が多く見られた。また、ドイツのドルトムントで見せたような活躍を期待しているファンは数多い。

多くの不運に見舞われている香川選手だが、今のチーム状態に合わせて結果を残すしか道はない。W杯前の大事な時期を順調に過ごすため、そしてサポーターの声に応えるためにも、これからの香川選手の奮起に期待したい。

参照元:YouTubeTHE RED DEVILSRedCafe.net
執筆:原田たかし