『ナターシャ通信』は、ウクライナに住むウクライナ人女子・ナターシャがお届けするコラムです。ユニークな日本語はナターシャの個性としてご理解いただければ幸いです。それではどうぞ。
こんにちは、ナターシャです。ウクライナには○○を使って絵を描く美女がいるのです。さて、何を使っているのでしょうか? ヒントをあげましょう。
・ヒント
1.○○はいい香りがします
2.インクや油ではありません
3.ある食品が使われています
4.味は甘いです
・22歳の美人アーティスト
皆さん、分かりましたか? さて、話題の美女アーティストを紹介します。アンナ・ソフィアさんは22歳で、なんとガムを使って、絵を作っています! アンナ・ソフィアさんがチューインガムを使って、エルトン・ジョンやスティーブ・ジョブスやチャーリー・チャプリンやビル・クリントンの芸術作品を作ったのです!
・一枚をつくるために
まだまだびっくりすることがあります。一枚の絵を作るために1000個のガムが必要です。絵の重さは6キロですよ。それを売ろうと思うと一枚はなんと1万ドル(約100万円)です!! そのうえ、作品をつくるためには1000個のガムをかまなければなりません! 一つの作品が出来上がるまで1週間かかってしまいます。ガムを噛んでくれる人が頑張ったら、1日でもできます(笑)。
・非常に硬い三色のガム
アンナ・ソフィアさんがとてもこだわりがあって、あるガムしか使いません。「Love is」という三色のガムで、非常に硬いガムのです! アンナさんがガム以外インクや油など何も使わないので、とてもユニークなアーティストです。
・みんな噛むのに協力してくれる
彼女が太るのが嫌なので、自分で一切ガムを噛みません。友達や親戚、インターネットカフェのお客さんにお願いして、絵のための材料を集めるのです。アンア・ソフィアさんが美女なので、インターネットカフェの客さんも喜んで噛んでくれるのです。
・変わった絵を作ろうと思ったきっかけとは?
ある日アンナさんが友達と車の中にいて、ガムを捨てようと思って、友達に「あなたがアーティストなのに、ガムを捨てるよりなにかを作ってよ。もったいないよ!」といわれました。友達が冗談を言ったのに、アンナさんが一週間後友達にガムから出来た絵をプレゼントしました。アンナさんが友達の家まで絵を持って行ったときに、バスの中の人たちや周りの人たちの評判がとてもよかったので、彼女がこのアートを続けようと思ったのです。
・絵を作るときに他人のつばだらけのガムを使う
絵を作るときに他人のつばだらけのガムを使うのに、アンナさんが全然嫌になりません。「その時、私は歯医者であることを考えるよ。それで嫌な気持ちが一切ない!」とアーティストが話してくれました。皆さんも是非、アンナ・ソフィアさんの作品を見てください。
執筆:ナターシャ
参照元:Facebook Anna-Sofiya、segodnya.ua(ロシア語)