【検証】「もっと大きな画面で遊んでみたい」と思っているニンテンドー3DSユーザーの皆さん。けっこう多くいるのではないでしょうか? 以前の記事でご紹介した、ニンテンドー3DSの画面をモニターに映せる『偽トロキャプチャ』を使えば大画面で遊ぶことができると判明しました。
パソコンのHDMI出力を使ってテレビに表示させれば、パソコンのモニターじゃなくても遊べます。実際にやってみたところ、画面のデカさに圧倒されました! しかも、3D(立体視)未対応のテレビでも3D表示が可能になるんですよッ!
・HDMI出力でテレビに接続
今回記者(私)が使用したノートパソコンはソニーの「VAIO Z」(SVZ13119FJB)です。同機にはHDMI出力が備えられており、DVI変換ケーブルを使って、テレビモニターに接続しました。
・圧倒的な大迫力!
『偽トロキャプチャ』を起動したノートパソコンをテレビモニターに接続すると、3DSLLの画面がすぐに表示されました。使用したモニター(accer G245Hbmb)は24インチワイドです。テレビとしてはあまり大きい方ではないのですが、それでも十分な迫力。3DSLLは4.88インチですから、画面サイズは約5倍に。小さな画面プレイしていたのが、バカバカしく感じるほど圧倒的な迫力です。
・普通のテレビモニターで3D表示も可能
さらにうれしいのは、普通のテレビモニターでも3D表示が可能であることです。『偽トロキャプチャ』の3Dモード(アナグリフ式)を選択すると、テレビモニターが3D表示になります。これを赤・青のフィルムを貼ったメガネで見ると、立体的に見ることができます。
・3D全画面表示の場合はやや離れて見ると良い
24インチワイドのモニターで3Dを全画面表示すると、ややピントがぼけたようになってしまいます。うまく目の焦点が合わない場合は、やや離れて画面を見てみてください。これはおそらく、画面サイズと視差がずれるために起きる現象です。やや離れても焦点が合わない場合は、表示サイズを小さくするか、『偽トロキャプチャ』のキャリブレーション機能で微調整すると良いでしょう。
・VGA出力でも表示は可能
今回はHDMI出力を使用しましたが、多くのパソコンに搭載されているVGA出力でもモニターに表示することは可能です。二つの出力で表示された画面を見比べてみましたが、どちらでも十分にプレイすることは可能でした。
・等倍表示2倍が理想的サイズ
2Dでプレイする場合、もっとも見やすい画面サイズは等倍表示2倍ではないでしょうか。大きな画面で楽しみたいところですが、それ以上大きくすると、どうしても画面の粗さが目立ってしまいます。また3D表示の場合は、画面サイズを大きくした方がより奥行を感じることができました。
いろいろ試して、自分の目に合ったサイズを探すのも面白いかもしれません。なお、当編集部は検証として『偽トロキャプチャ』を試用しているだけであり、『偽トロキャプチャ』をパソコンにインストールする場合は、あくまでも自己責任でおこなってください。
Report:フードクイーン・佐藤
▼ PCのHDMI出力を使用
▼ HDMI→DVI変換ケーブルでテレビモニターに接続
▼ 3DSLLとPC、テレビモニターの三つの画面表示が同期しました
▼ 大画面で迫力のあるプレイを堪能できます
▼ 『偽トロキャプチャ』の3Dモード(アナグリフ式)機能で3D表示も可能です。ただし赤・青の色メガネが必要
▼ VGA出力の画面。HDMIと比較しても特に見劣りはしません。HDMI出力がない場合はVGA出力を利用ください
▼ HDMI出力の画面