寝る前や食事中はもちろんのこと、お風呂やトイレまで。携帯電話を肌身離さず生活している人も多いのではないだろうか。水回りでの使用で心配なのは「水没」問題。トイレやお風呂での使用は特に気をつかうだろう。
ある男性がトイレでスマートフォンを使用中に悲劇が起こった。なんとスマホを便器の中に落としてしまったのだ。焦って便器の中に手をつっこむ男性。そこにさらなる悲劇が起きた。自分も便器にハマってしまったのである。
この二重の悲劇が起きたのは中国・広東省だ。田さんという青年が、スマホを持ってトイレに行った。便器は日本で言うところの和式に近かったようだ。スマホを持って便器にまたがったところ……うっかり手が滑り、スマホは便器にホールインワン!
スマホは先日買ったばかりのものだ。焦った田さんは考えるより先に便器に手をつっこんだ。すると、今度は手が動かない! なんと今度は自分が便器にハマってしまったのである。
最初は自分で何とかしようとした田さんだがどうにもならず、ハマってから1時間後、ついに消防に通報。消防はすぐ駆けつけたものの、トイレが非常に狭かった救助は困難を極めた。
救助では、中の圧を下げるために、まず下水道のバルブを全開に。そして3名で便器と周りのコンクリートを破壊していった。田さんが二次被害に遭わないよう、この間下水には潤滑油としてピーナッツ油が注ぎ込まれていたそうだ。
救助活動から1時間。田さんの腕はようやく便器から抜けた。ハマってから約2時間後のことである。救助が遅ければ壊死する危険性もあったという。
水没だけでもショックなのに、まさか自分がハマってしまうことになるとは……トイレでのスマホの取り扱いにはくれぐれも注意したいものである。