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こんにちは! アップルの福袋『ラッキーバッグ2013』を誰よりも早くゲットするため、東京・渋谷のアップルストアに並んでいる田代です。12月25日に並び始めてから7日目の今日、なんとも心地のよい朝の目覚めを迎えました。なぜなら昨日の夜、最高の眠りへ誘(いざな)う素敵な出会いがあったからです。

昨日30日の夜9時半ごろ、僕は寝る準備をしていました。すると、外国人2人組が僕に「あの、田代さんですか?」と声をかけてきました。僕が「はい、そうですよ!」と答えると、2人は「よかった〜! 私たち、田代さんに会いたかったんですよ!」と大喜び。えっ⁉ 僕に会いたかったって、どういうこと?

よくよく話を聞いてみると、日本が大好きな2人組Hinさん(香港出身・男性)とFedericaさん(イタリア出身・女性)は、香港から日本に旅行に来ているとのこと。そして来日2回目となるHinさんは、今回ある大きな目標を持って、大都市・東京の地を訪れました。その目標とはズバリ、日本でしか買えないアップル福袋をゲットすること!

アップルが好きだというHinさんは、 以前香港で新しいアップルストアがオープンした時も、Federicaさんと一緒に行列に並んで、そのお祭りムードを楽しんだそうです。

そして大好きな国・日本で発売されるアップル福袋を買いに来たのですが、実際異国の地で前日から並ぶことを考えると、本当に並んで大丈夫なものなのかと心配になったそうです。そんな時、インターネットで日本のアップル福袋について検索していたら、たまたま僕のアップル行列記事を発見。それを見たHinさんは、こう思ったそうです。

「僕は一晩並ぼうかどうか迷ってるけど、彼は一週間以上も前からアップルストア前で並んでいる。彼の行動に比べたら、僕が迷っている一晩の行列待ちなんて、なんてことない! よし僕も挑戦してやる! 」

そして自分に並ぶ勇気をくれた僕に感謝の気持ちを伝えるため、HinさんとFedericaさんは、わざわざ渋谷のアップルストアまで来てくれたのです。そのお二人の気持ちに、僕は大感動。お二人とたくさんの言葉を交わした後、別れ際に Hinさんはこんな言葉を僕に贈ってくれました。

「たくさんの人が、君のことをバカ呼ばわりしているかもしれない。でも君は、少なくとも僕という一人の人間の行動を変えたんだ。それを忘れないで。僕たちも1月1日からここに並ぶつもりだから、一緒に頑張ろう!」

涙がこぼれ落ちそうになった瞬間でした。Hinさん、Federicaさん、僕に会いに来てくれて、本当にありがとうございました。お二人の温かい気持ち、そして僕を支えてくれているたくさんの方の優しさに感謝しながら、今日も一日頑張ってまいります!

(文、写真=田代大一朗

▼左端の男性がHinさん、右端の女性がFedericaさん。1月1日に、お二人にまた会えるのが楽しみ♪
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