南国・台湾。台湾の名産と言えばトロピカルフルーツだ。なかでも日本人に人気なのはミルクと練乳味のフンワリ不思議な食感の「チャーミースノーアイス(雪花氷:しゅえふぁーびん)」。

台湾にわざわざ食べに行く人もいるいるというが、ちょいと待たれいッ!! 都内にチャーミースノーアイスが食べられる店があるぞ。現地のものを模倣して作ったのではない。台湾行政プロデュースのお店なのである。

チャーミースノーアイスを提供しているお店は渋谷区笹塚にある「台湾物産館」内にあるイートインコーナーだ。こちらは台湾フルーツなど農産物を普及させるために、台湾の行政院(日本の内閣に相当)と農業委員会(農水省に相当)がタッグを組み、本気でプロデュースしたお店である。

■マンゴーは生の台湾産アップルマンゴーを使用
早速、「チャーミースノーアイス」のマンゴー味(580円)を頼んでみた。日本で提供されているマンゴースイーツは冷凍ものが使われることも多い。しかし、チラっと厨房を見てみると……お店のスタッフが丁寧にマンゴーを切っているではないか! 使われているのは物産館の方でも販売されている台湾アップルマンゴーである。

台湾のマンゴーは他の地域のものと比べて繊維が少なく、なめらかな口ざわりが特徴だ。こっくりぽってりとしたマンゴーは見ているだけで食欲がそそられる。

■スノーアイスの甘みとマンゴーのフレッシュな酸味が絶妙
角切りのマンゴーをたっぷりのスノーアイスと共に。すると、まず、スノーアイスがお口の中でシュワワンと溶ける。口の中にミルキーな甘さが広がる。常温だと甘すぎるかもしれないが、ひんやりシャーベット状だとこの甘さが心地いい。

そして次に広がるのは適度な酸味のマンゴーソース、最後にフレッシュなマンゴーの味が攻めてくる。 ンマーーーーイィィィ! 酸味と甘味のバランスが絶妙。最強の夏スイーツ最強と言っていいだろう。

毎日でも食べたい! そう思った記者は、テイクアウトができるかどうか聞いてみた。すると「できないことはないですが……すぐ溶けてしまうので、5分以内にお召し上がりください」とのこと。むむ……実際のところ、お持ち帰りは厳しそうだ。しかし、裏を返せば、台湾物産館のチャーミースノーアイスの「雪」がそれだけ繊細な仕上がりになっているということだろう。

・今回ご紹介したお店のデータ
店名 台湾物産館 笹塚本店
住所  東京都渋谷区笹塚2-14-15 ヴェルト笹塚ツインビル1階
時間 10:00~20:00  (イートインコーナーは19:00まで)

photo:Rocketnews24.

参考リンク:台湾物産館

▼スノーアイスも黄色いのはマンゴーが煉りこんであるからだ

▼ゴロリと入ったフレッシュマンゴー



▼イートインコーナーでは現地雑誌も読める、気分はすっかり台湾だ