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初対面の人に「地元どこ?」と尋ねられたら、あなたはどう答えるだろう? 生まれてからずっと同じ土地に住む人ならば答えは簡単だろうが、何度か引っ越しを経験している記者はいつも答えに困ってしまう。

いま住んでいる地域が地元なのか? 生まれ育った場所が地元なのか? それとも一番長く過ごしたエリアが地元なのか? 明確な答えを持っている人がいたら、ぜひ教えて欲しい。

・「地元」って?

まず辞書で「地元」を調べてみると、以下のように記されていた。

1:その事に直接関係のある土地。本拠地。
2:自分の居住する、また勢力範囲である地域。

辞書にある通り「居住する地域が地元」ならば、引っ越しするたびに地元はコロコロ変わってしまうが、それはそれでわかりやすい。ただ「地元の友達」とした場合、若干ニュアンスが変わってしまう気がする

我が母校。

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記者は東京都葛飾区で生まれ、千葉県市川市で育ち、成人してからは千葉県柏市に在住していた。そして現在は東京都台東区に5年ほど前から住んでいる。おそらく記者の地元はこの4つのうちのどこかだと思うのだが、いずれもイマイチ決め手に欠けて困るのだ。

ほとんど記憶がない葛飾区は脱落したとして、小中高を過ごしたのは市川市だから、地元は市川でもいい気がする。数は少ないが「地元の友達」と呼べる人も市川にしかいない。だが、市川を離れて約20年。今後も市川に戻る予定はないし、今も市川に住んでいる友達とは “地元の重み” が明らかに違うだろう。

では一番長く住んでいた柏なのか? 住んでいるとき、柏自体に愛着はあったが「ちょっとした外様感」は常に自分の内に潜んでいた。そして地元の友達と呼べる人は1人もいない。時間的には最も長く過ごした土地ではあるものの、地元と呼ぶのには抵抗がある。

久々に柏を訪れた。

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個人的に地元と呼びたいのが、現在住んでいる台東区だ。5年も住めばおおよその土地柄も掴んでいるし、愛着もある。ただここでも「生まれも育ちも台東区の人とは違うしなぁ」と、地元と呼ぼうとすると正体不明の申し訳なさが脳裏をよぎってしまう。

……と、なんだかんだの理屈があり、記者はいつも「千葉育ちの東京在住」と言うことにしている。この話を人にすると「好きなところでいいじゃん」「気にしすぎ」と言われるのだが、やはり気になってしまうのだ。あと何年住めば、台東区をためらいなく “地元” って呼べるのかなぁ。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼個人的には台東区谷中を地元と呼びたい……が。

谷中。メンチ以外にも美味しいものがたくさんあるから、ぜひ遊びに来てね。

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