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自分が直感で「欲しい!」と思うものは、他の人にとってもそうであることが多い。それが『人気商品』だ。人気商品は当然、なかなか値下げされない。Amazonなどで多少値が下がっていることはあっても、見つけた時にはすでに品切れ……ということもしばしば。

よほど欲しいのなら定価でも買うが、定価で買うには微妙に高いと感じる商品が存在するのもまた事実。定価で買おうかどうするか……そんなギリギリの攻防が崩れる瞬間、それは、20〜30%オフという「微妙な値下げ」発生時である。

・どうしても欲しい靴との出逢い

私(筆者)にはどうしても欲しいスニーカーがあった。足への見事なフィット感、履き心地抜群かつスタイリッシュなデザインの、『Reebok スカイスケープ フォーエバー』の、ピンクフュージョンというカラーのものだ。

それはいいとして、この靴は人気なのか、なかなか値下げされなかったのである。定価だと1万円近い価格のため、使用頻度や、その他の商品の価格と比較し、私には「やや高いな」という印象で、購入へあと一歩踏み切れなかった。

・突然の値下げ

それから2カ月ほど経過したある日、何気なく通りかかった靴屋さんで、定価のおよそ20〜30%オフとなった “それ” を発見! 私はサイズを確認、ぴったりフィットすることを確認するや、まっすぐレジに向かった。

私は早速、その靴を履いて、夢の国ディズニーランドに行った。足のコンディションは抜群! 疲労感がいつもとまったく違う! 足の疲労を翌日に引きずることもなく大満足。しかし……!

・急転直下の半額

翌週、ふと同じ靴屋さんの前を通りかかると……なんと! 半額‼︎ 先日20〜30%オフで購入し、一緒にディズニーランドにまで行ったアイツが堂々と半額の札を掲げられ、店頭の一番高い場所に君臨しているッ……! ナンで! ナンでッ……‼︎

定価 → 20〜30%オフへの道のりはあまりに長かったのに、なぜいとも簡単に半額への扉は開かれたのか……なんとも形容しがたい切なさが私を包んだ。

そして、「もう一足買おうかな」という、もはや目的不明で意味のない発想すら頭をよぎった。いいのだが。ディズニーランドに履いていけたのだから、それでいいのだが……。

・愛しさとせつなさと心強さ

まるで元彼が、別れた途端に新しい彼女を連れている姿を目撃してしまったような気分だ。共通点はわからないが、とにかくそんな気分だ。頭をめぐるBGMは安室ちゃんの「Baby Don’t Cry」。しかし……目の前の現実がすべて。

あのときの私は、定価 → 20〜30%オフへの扉が開かれ、たしかに嬉しかったのだ。そして今、あの時欲しかったピンクいアイツを履いている……これがすべて。この靴を履いて、前を向いて歩こう。今日も足は好調だ。

参考リンク:Reebok(リーボック)
執筆:DEBUNEKO
Photo:RocketNews24.

▼こんな気分である

▼プリキュアを踊っても疲れない!

▼今日も足は絶好調。
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▼TK最高