古今東西どれほどの数の出版社があったかは知らないが「民明書房」ほどミステリアスな出版社は他に無いだろう。民明書房とは『魁!! 男塾』に登場する架空の出版社だが、当時の少年たちは本気で民明書房の存在を信じていた。
さて、長きにわたりお届けしてきた宮下あきら先生のロングインタビュー企画もいよいよ最終回! 今回はその「民明書房」を中心に伺った話をお届けしよう。
古今東西どれほどの数の出版社があったかは知らないが「民明書房」ほどミステリアスな出版社は他に無いだろう。民明書房とは『魁!! 男塾』に登場する架空の出版社だが、当時の少年たちは本気で民明書房の存在を信じていた。
さて、長きにわたりお届けしてきた宮下あきら先生のロングインタビュー企画もいよいよ最終回! 今回はその「民明書房」を中心に伺った話をお届けしよう。
おっさん世代の方はご存じないかもしれないが、若者たちに「いま1番おもしろい漫画ってなに?」と質問したら、高確率で『鬼滅の刃(きめつのやいば)』という答えが返ってくるハズだ。2016年から週刊少年ジャンプにて連載中の同作は、日本国内に留まらず世界中で人気を博しているという。
つい先日、その『鬼滅の刃』を読む機会があったのだが、おっさん的にもまあまあ楽しめた。だがしかし、それ以上に私、P.K.サンジュンが感じたのは「これ……男塾やん……!」ということ。そう、1980年代のジャンプ黄金期を支えたあの名作『魁!! 男塾』と『鬼滅の刃』には多くの共通点が存在したのだ。
30~40代の男性であれば、子どもの頃に「UFO」「幽霊」と同じくらいに信じていたはずだ。週刊少年ジャンプで連載されていた『魁!! 男塾』に登場する「民明書房」の存在を。私(佐藤)は信じていた! 実在する出版社であると。
これが架空のモノであると知っているかどうかで、その人の「大人度」が試されるといっても過言ではない。そんな民明書房の内容を記述したトランプが存在していた! 私はあろうことか、先日オープンしたばかりの渋谷パルコで思わず買ってしまったのである! 知っているのか雷電!?