デスメタルがアフリカで盛り上がっているのは、もはや周知の事実だが、インドではさらにハイレベルなバンドが多く登場してきている。ニューデリー出身の「Skyharbor」というDjent(プログレッシヴ・メタルのジャンルの一派)は、インド出身という事は全く抜きにして、世界の最先端シーンから強い支持を受けている。そしてインドのムンバイには「Gaijin」、つまり「外人」という名のテクニカルデスメタルバンドがいる。
奏でるサウンドは、複雑なリズムや演奏法を追究したテクニカルデスメタルで、カナディアンデスメタルの「Gorguts」や「Neuraxis」などケベックからの影響を感じさせる。それもそのはずで、「Cryptopsy」や「Martyr」など、カナダ出身の有名デスメタルバンドのサウンドエンジニアを務めた、Pierre Remillard氏が作品作りに携わっているからだ。
冒頭からかなりマニアックになったが、今回はそんなインドのバンドの話である。