
「コーヒーの2050年問題」をご存知だろうか? この先、予測されるさまざまな気候変動の影響により、コーヒーの収穫量が劇的に減少して、品質低下や価格が高騰することが予測されている。
コカ・コーラシステムはそれに先手を打つ意味で、開発に2年を費やしたという、コーヒー豆を使わない「ジョージア カフェウォーター ブラック」というのを販売開始したのだが、個人的にはコーヒーっぽい水だと感じた。
そんな状況の真逆を行くのが、格安大容量のコーヒーチェーンである。東京だけでなく、大阪にも韓国ブランドが日本進出を果たしており、そのうちのひとつ「fave COFFEE」を実際に飲んでみた。1リットル550円のアメリカーノの実力は?
・東京のブランドよりちょい高い
東京にはすでにマンモスコーヒー・ぺクスダバン・マスコーヒー・リッタースペースなど、韓国コーヒーブランドが軒並み出店している。とくに2026年8月に畳みかけるように店舗がオープンし、この調子が続けばカフェの価格破壊が進むのではないか? と睨んでいるのだが、さすがにそうカンタンにスタバをはじめとする、既存のコーヒーチェーンの牙城は崩せないか!?
そんな中、大阪を訪ねる機会があったので、東京進出していない格安大容量コーヒーブランドを利用してみることにした。そのうちの1つが、アメ村にある「フェイブコーヒー(fave COFFEE)」である。
訪ねた日は祝日ということもあって、店前で注文を待つ若者の姿がチラホラと見受けられた。メニューを見ると、日本進出時の段階でドリンク50種以上を売り文句にしていただけあって品数が多い。
コーヒー・ティーはもちろん、スムージーなど色鮮やかな品々がズラリと並ぶ。
1リットルドリンクも豊富だ。これまで訪ねたブランドの中でもブッチギリで多い。
それらの中でもっとも安いのがアメリカーノで、1リットルのグレートアメリカーノは税込550円だ。「格安大容量」のくくりには入ると思うけど、マンモスコーヒーやマスコーヒーなどの1リットルアメリカーノなどと比べると、100円くらい高いな。
それからラテ類にいたっては1100~1300円くらいの価格帯となっている。まあ、全部を安くする必要はないけど、1リットルとはいえ、ドリンクで1000円超えはちょっとためらうかな~……。
・いつまで格安でいけるのか?
そんなわけでグレートアメリカーノを注文した。カップサイズはバカデカく、水筒を持っている気分になる。
カップに目いっぱい入っており、これ1杯でお腹パンパンになりそう。
実際に飲んでみると、他のブランドのアメリカーノと味は大きく変わらない。スタバなどと比べるといくぶん薄い感じがするけど、それが大容量コーヒーの味なんだよねえ。いくつも飲み比べていると、韓国発の大容量コーヒーはみんな近しい味であることがわかった。
安くて量が多いのはたしかに正義だ。少量で美味いよりも、どちらかといえば私は好ましく思える。だが、いつまでこの低価格で提供し続けるか、心配になってしまう。
ただでさえ物価高、韓国発とはいえども、原材料費の高騰の影響は避けられないはず。そして冒頭でも触れた、2050年問題もいずれ迎えることになると思うのだが、それでも低価格で提供し続けられるのだろうか?
いずれにしても、格安大容量コーヒーブランドの勢いは衰える感じがしないので、この先も他のブランドが日本進出を果たすことになるかも。競争が激化して、少しでもコーヒーが安くなると良いのだが、そうはならんかねえ~……。
・今回訪問した店舗の情報
店名 fave Coffee 心斎橋アメ村店
住所 大阪府大阪市中央区西心斎橋2丁目18-3 青山アメリカ村ビル
時間 11:00~20:00
佐藤英典








































