ここ数年で、カフェを取り巻く環境はずいぶん変わってきたように思う。相変わらず国内では、スターバックスが絶大な支持を誇っているのだが、それでも少しずつ新しいライバルが台頭しつつある。

台湾発のチェーン「ゴンチャ」、韓国発の「マンモスコーヒー」、そして中国発の「コッティコーヒー」である。いずれもアジア系の勢いが増しており、今後もこれらのお店が増える予感がする。

しかしながら、世界3位のコーヒーチェーンに成長したコッティコーヒーは、2023年の日本上陸以降、急拡大するものと思われたのだが……。実際は都内の店舗が一時減少していたのだ。

・一律399円の衝撃から3年

コッティコーヒーは2023年8月に文京区東大前に1号店を、翌9月に西池袋に2号店を立て続けにオープンした。2024年5月に巣鴨のお店を訪ねた御花畑によると、同ブランドは2022年創業で24年現在で世界4位のコーヒーチェーンに成長したそうだ。

現在(26年5月)は世界28カ国、1万8000店以上を出店して世界第3位に躍進している。そのままの勢いで日本でも店舗を拡大しているのかと思ったら、24年当時都内には西池袋・渋谷・高田馬場・神保町一丁目・新大久保・湯島・鶯谷の7店舗あったはずが、渋谷・新大久保・湯島・鶯谷が閉店。

一部移転等をして、京橋・赤坂駅前・神保町一丁目・西池袋・早稲田戸山キャンパス・目白駅前の6店舗まで戻っている。

そのほか大阪(4店舗)・山梨(2店舗)にも出店している状況だ。当時は全品一律399円(アメリカーノ280円)で、安さを武器に爆発的に拡大すると思われていたのだが、そうではなかったようである。



・現在の価格は?

さて、現在の状況をたしかめるために国内2号店の西池袋に来てみた。普段の混雑具合はわからないのだが、平日昼過ぎに行くと並ぶことなくスムーズに利用できた


メニューを見ると、以前は399円で統一されていた価格は、商品によって異なっている。以前はLサイズ(16oz)399円だった「ココナッツラテ」「チョコレートスムージー」はいずれも550円に値上がりしている。


最低価格は変わらずアメリカーノでMサイズ(12oz)280円、ただし以前はLサイズでこの価格だったが、Lサイズは330円になっている。物価高による価格改定を行ったのかもしれない。

だが、相変わらずメニューのバリエーションは豊富で、他のチェーンではあまり見ないあずきを使ったメニューや、オレンジやりんごをコーヒーに合わせる独創的なものも少なくない


スイーツ類もいろいろ揃っており、台湾サンドイッチの「洪瑞珍(ホンレイゼン)」も提供している。ミートフロスがあるところが中国ブランドらしい。


・2層ドリンクはストローを使わない

それで今回、私が購入したのは「ブルーム―スラテ」(税込500円)だ。「ココナッツミルク」と「バタフライピー」(青い花)の濃い抽出液を合わせることで鮮やかな青色を演出している。これにコーヒームースをのせているのである。


実はこれを注文するのは初めてのことでどう飲むのかをちゃんと理解せず、ストローで飲んでしまった。

いくら飲んでも味が混ざり合わず、ココナッツミルクの味しかしないな~。なんて思っていたが、それは当然だった。


カップを45度に傾けて、口のところで味が混ざり合うのを楽しむ飲み物だった。そうと知らずに、ストローで下の方から飲んでしまった……。この手の2層式のドリンクを飲むときは、ストローなしと覚えておいてほしい。

都内への集中出店の方針から、大阪・山梨など他県への出店に方針を転換したコッティコーヒー。いまや若年層から絶大な指示を誇るゴンチャや、当初目標としていたスタバを、日本でも越える日は来るのだろうか? 新しいカフェの戦国時代の到来である


・今回訪問した店舗の情報

店名 コッティコーヒー 西池袋店
住所 東京都豊島区西池袋1丁目18-10
時間 9:00~21:30

参考リンク:コッティコーヒー
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews