
誰もが子どもの頃、一度は憧れたことがあるのではないだろうか、お菓子の家に。
大人になった今は、お菓子よりもおつまみの家の方が嬉しいかもなぁ……なんてぼんやり考えていたとき、ふと思った。
それなら、作ればいいじゃん!
ということで、予算3000円で人が入れるサイズのおつまみの家作りに挑戦してみた。
実際に作ってみると、想像していなかった発見がいろいろあったのでお伝えしたい。
・きっかけは友人のお菓子の家
以前、当サイトで無印良品の「自分でつくる 組み立てる ヘクセンハウス」を作ったことがある。
小さなパーツを組み立て、お菓子で飾っていくのだが、これがなかなか楽しかった。
そんな私が今回「もっとデカい家を作りたい!」と思ったきっかけは、友人がInstagramに投稿していたお菓子の家。
段ボールをベースにして、そこに袋入りのお菓子をペタペタと貼り付けていくというものだ。なるほど。
これなら人が入れるほど大きな家も作れるし、お菓子は袋に入ったままなので衛生的。完成したからといって、急いで食べ切る必要もない。
・段ボールとテープで予算の半分つかっちゃったDIY
友人に作り方を聞くと、「ビバホームで800円くらいの一番大きい段ボールを買った」とのこと。
そこで近所のホームセンターを見てみたのだが、思ったほど大きな段ボールがない。ビバホームにも行ってみたものの、友人が言っていたサイズはなかったので外寸530×380×540mmの段ボール(438円)を購入した。
頭の中でなんとなく完成形をイメージしながら、購入枚数は3枚。さらにテープなども購入すると、この時点で約1500円。予算の半分を使ってしまったぞ……。
ということはおつまみに使える予算、残り約1500円。やや不安だが、まずは家を作ってしまおう。
・まずは家を建てる
友人は、適当に作ったと言っていたので、私も特にサイトなどは参考にせず、イメージだけで作っていくことに。
段ボールのつなぎ目を開いて大きく広げ、2枚を組み合わせて囲ってみると……
結構、いいサイズ感
大人1人が座って入れるくらいのスペースは確保できた。せっかくなので屋根は三角屋根にしたいなぁ。
試行錯誤しつつも、子どものアイデアで段ボールを引っ掛けるようにし、最後にテープで固定。
扉も人が入れそうなサイズでカット。
窓用に切り抜いた部分でなんちゃって煙突も設置してみた。
完全なる思いつき建築だが、なんとか完成!
まぁ現実の家づくりだったら、施主がブチギレるレベルの適当さであるが。
・残り1500円でおつまみは買えるのか
家が完成したところで、いよいよ外壁材となるおつまみを調達する。残る予算は約1500円だが、ここで大きな壁にぶつかった。
おつまみ、高い
ちょっとしたチーズや珍味でも300円前後するものが多い。これを家一軒分貼ろうと思ったら、1500円なんて一瞬で消えてしまう。そこで目をつけたのが、3連や4連になっているスナック菓子だ。
「え? それじゃ、やっぱりお菓子の家じゃん」と思ったあなた。その声は一旦、心にしまっておいてほしい。
チョコやキャンディじゃないし、人生、広い心でいこうじゃないか。とりあえず、ダイソーにて予算内で買えるだけ買ってみた。
・ひたすら貼る
まずは、屋根から貼っていく。袋の裏にテープを丸めて貼り、ひたすらペタペタ。
ペタペタ
ペタペタ
カラフルな袋が並ぶと、想像していた以上にかわいい。やはり、雰囲気的にも、今のところ完全にお菓子の家だが、これはこれでテンションが上がる。
……が、これで3000円分終了である。つまり、屋根しか貼れなかった。
ということで、ここからは検証の3000円とは別にもうちょっとおつまみっぽいものを追加購入しつつ、さらに家にあったものなども投入することにした。
・予想外の展開
そのまま壁にもペタペタ、ペタペタ。
ところが作業を進めていると、お菓子の家にはなかったであろう問題が発生した。
おつまみが重いのだ。チーズやナッツなど、そこそこ重量があるものを購入したもんだから、貼ったそばから重みでズルッと落ちてしまうものもあった。
屋根は斜めだし、貼りやすかったなぁとか、ブツブツ言いながら、貼り続けていく。
ペタペタ
ペタペタ
作業開始から約3時間。ついに完成!
ちなみに、おつまみを貼ったのは家の全面ではなく、正面を中心とした半面ほど。こちらをもって「完成」とさせていただいたことは、ご了承いただきたい。広い心……ね。
どう? 思っていたより、ちゃんと「家」じゃないだろうか。
もっと珍味やナッツなどを増やせば「大人のおつまみの家」感が出そうだが、そこまでやったら、段ボールハウス界の高級住宅になってしまいそうだ。
・中に入ると妙に落ち着く
身長158cmほどの私で、出入りは問題なし。今回作ったサイズだと、体格によってはもう少し大きな入口にしたほうがよさそうだ。
せっかく完成したので、休憩も兼ねて中で一杯いただいてみる。
妙に落ち着くぞ
段ボールに囲まれたこの感じ、秘密基地みたいで意外と居心地がいいのだ。
窓からおつまみや飲み物のおかわりを受け取ることもできる。これはなかなか楽しい。
家族からは、「貞子みたい」と言われたが……。
・おつまみの家を作ってわかったこと
ということで、実際に大人が入れるサイズの「おつまみの家」を作ってみてわかったことは、
・段ボールの家自体は、思ったより簡単に作れる
・予算3000円ではだいたい屋根まで
・重いおつまみは落ちやすい
・本気で「おつまみ感」を出そうとすると、かなりお金がかかりそう
・中に入ると妙に落ち着く
・そして、めちゃくちゃ楽しい
ということだった。子どもの頃に憧れた「お菓子の家」を大人になった今なら、もっと大きく、もっと自由に作ることができる。
少しでも興味を持った方は、ぜひ自分だけの「家」を作ってみてほしい。ただし、大人の夢には、やっぱりそれなりに金がかかるようだ。
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.
夏野ふとん



































































