
いつか手に入れてみたいと思っていた食材がある。それが「生の胡椒」だ。以前にテレビでその存在を知ってから、ずっと気になっていた。
スーパーに行けば、粒タイプや粗挽きタイプなどいろんな胡椒が売られているけれど、そのどれもが乾燥されたもの。だからこそ「胡椒って生でも食べられるのか!」とかなり驚いたんだよね。
どんな食感なのか。味の主張は強いのか。生ゆえに賞味期限は早いのか……。気になることが尽きないので、思い切って買ってみたぞ!
・手に入れにくいと思いきや…
日常ではなかなかお目にかかれない、乾燥してない状態の胡椒。専門店などに足を運ばないと買えないのかなと思っていたんだけど、意外や意外。ネットであっさり購入できちゃった。
今回私がゲットしたのは、スパイス界の絶対王者・エスビー食品の公式通販で見つけた「粒こしょう生タイプ」。生ではなく生タイプというのは、熟す前のグリーンペッパーを乾燥させずに、生のまま塩漬け加工しているからなんだそう。
小ぶりな瓶の中には、ツヤツヤとした小さな黒い粒がぎっしり。フタを開けてみると……おお〜ッ! その瞬間に、清涼感のあるスパイシーな香りが鼻をかすめたではないか! 胡椒というよりは山椒を思わせるような、爽やかさのある香りだ。
ちなみに、内容量は50gで購入時の価格は1684円。さらに送料を入れると合計2454円だったので、スーパーで売っている一般的な胡椒と比べると、かなりの高級品といえるだろう。
・食感や味はいったいどんな?
そんなリッチなスパイス「粒こしょう生タイプ」。なにはともあれ、まずは素材そのものの味を堪能してみようではないか! スプーンで数粒すくってから指先で1粒だけつまみ、口の中へ放り込んでみる。
すると、噛んだ途端にカリッとプチッの間くらいの感覚で弾けたと思ったら、フレッシュな辛みが一気に広がった! なるほど、これは一般的な胡椒よりも断然パンチ力があるぞ。
以前、飲兵衛な同僚が「粗挽き胡椒を小皿に出して指でチビチビつまめば、それだけで酒が飲める」と言っていたのを思い出す。酒に弱い私はビックリしたが、この生タイプなら立派なアテにもなるかもしれないな……なんて思った。
だけど、酒道楽より食道楽な私としては、これをいろんな食材に合わせて味わい尽くしたい! というわけで、まずは手始めに冷蔵庫にあったクリームチーズにのせて食べてみることにした。
口に運ぶと、舌がじんと痺れるような胡椒の辛さをクリチがどしっと受け止めてくれて、めちゃくちゃおいしい! スパイシーさとまろやかさの対比が鮮明で、まるで上質なオードブルのようではないか。同じ系統でいうと、とろけるチーズをパンにのせて焼き、その上に数粒トッピングしても最高にウマかった。
さらには、ランチ用にコンビニで買ってきたカルボナーラの上にもパラリ。味の組み合わせとしてはこちらもバチッとハマったんだけど……ここであることにはたと気づいた。この胡椒は粒のままだから、パスタ全体に風味が広がるわけではないのだ。
ソースと混ぜて食べ進めると、胡椒が口に入って噛み砕いたときだけ強烈な存在感を放つ。料理を一律に味付けするというよりは、ひと口ごとに変化をもたらしてくれるのだ。なんというか、これはピンポイントで攻めるスパイスなんだね。
・意外な組み合わせにもしっくり
料理全体の味を変えるわけじゃないのなら、意外な組み合わせもアリなんじゃない? と思い立ち、今度は納豆ごはんにトッピングしてみることに。高級スパイスを庶民派メニューにばかり投入して恐縮だが、日々のリアルな食卓なんてこんなものだろう。
和の代表格とも喧嘩せずにマッチするのかドキドキしながら食べてみると、これが意外にも好相性でビックリ! ともすると単調な味になりがちな納豆ごはんに、まるで山椒のような清涼感のある辛みがいいアクセントになってくれている。おかげで、いつも以上にごはんが進んでしまった。
いやはや、こうなるともう合わないものはないんじゃない? と思えてくるけど、甘いものにはどうかな。さっそくバニラアイスを召喚して、黒い粒をちょこんとのせてから口に運ぶと、これもいけるじゃ〜ん! 濃厚な甘さに鋭い辛さが加わったことで、おしゃれなデザートに大変身しちゃったよ。
今回はよそ行きのごちそうではなく、いつものなんてことない食事にちょい足ししてみたけれど、結果としてどの組み合わせもハズレがなかった。「粒こしょう生タイプ」、無双すぎるかもしれない……!
・気になる賞味期限は…
さて、最後に気になるのは賞味期限。私が購入したものは2026年9月の初めに届いて、賞味期限は2027年10月30日となっていた。でもね、どうやらこれは未開封の場合みたい。
エスビー食品のQ&Aページによると、開封後は冷蔵庫で保存し、1か月くらいを目安に利用すべしとのこと。いいお値段だったし、少しずつ大事に食べよ〜なんて思っていた計画は、見事に打ち砕かれたのだった。となると、もはや出し惜しみは厳禁。ガンガン使っていくほかない。
※本文中の価格はいずれも税込みです。
参考リンク:エスビー食品公式通販
執筆:つぼみまい
Photo:RocketNews24
▼もちろん肉や魚にも合うぞ!
つぼみまい












































