突然だが、みなさんご存知だろうか? 6月10日は『ロー(6)スト(10)』と読めることからローストビーフの日だということを。

いきなりドヤって豆知識を披露したが、実を言うと筆者は今まで生きてきた32年間、1度もローストビーフを食べたことがない。周りにその話をすると、大抵驚かれるか残念な目で見られる。え、そんなメジャーな料理なのか? そこで、これを機会に初めて食べてみることにした。

・32年間食べなかったワケ

そもそも、なぜ食べたことがなかったのか? それは、筆者の家庭が田舎のド庶民だったことに他ならない。ローストビーフのような高級でシャレオツな料理は、食卓にあがることがなかったからである。

「いやいや、特別な日くらいは食べる機会もあったでしょ?」と思うかもしれない。だが、我が家では誕生日はハンバーグだったし、クリスマスは鳥の唐揚げがテッパンだった。というわけで、ローストビーフに遭遇するチャンスのないまま現在に至ってしまったのだ。

・驚きその1. 思ってた以上に値段が高い

ようやくローストビーフを食べられる……と買おうとしたはいいが、肝心のローストビーフがどこで購入できるのかわからない。そこで「とりあえず高級な食べ物だし、デパ地下に行けばあるだろう」と推測。ローストビーフを求め、百貨店に突撃だー! ヒャッハー!!


売ってた!


売ってたけど……



1パック1080円(税込)もする!!


た、高い!! 高級だとは分かっていたが、3ケタ台で買えると思ってましたすみません。ちなみに肉は6枚入りだったので、単純計算すると1枚あたり180円。スーパーだと肉が1パック買えそう。

・驚きその2. 肉のしっとり感

思ってた以上に値段が高いことに驚きつつ、いよいよ『柿安ダイニング』のローストビーフと対面である。


おいしそうだが、ところどころ赤いのが気になる。


「中が赤い肉は焼けてないから食べちゃダメ!」と母に散々言われて育った筆者。レア加減に一瞬たじろいだが、32年分の想いをのせて、いっただきまーす!!

うん、おいしい! シンプルにうめぇ〜!! 肉なのにしっとりってどういうことだってばよ? 中は赤いけど、ほどよく火が通ってるからパサパサにならないのかも!? やっぱ、高いものには理由があるわけだ、納得。

・驚きその3. 意外だった味

また、赤身の旨味がギュッとしており思っていたよりも脂っこくなかった。あっさりなんだけどジューシー。もっと肉汁ドバーなこってり系を想像していたが、完全に想定外だった。

ただ、筆者は普段から化学調味料ドバドバな食事に慣れているので、若干パンチの弱さを感じてしまった。いや、ウマいんだけどね! 32歳、ローストビーフはまだ早かったってことか……。


以上が「アラサーが生まれて初めてローストビーフを食べて驚いたこと」である。6月10日はローストビーフの日ということなので、食べたことない人もある人も味わってみてはいかがだろうか?

Report:Yugamin
Photo:RocketNews24.