前回、イオンのパッケージ通りに初めてローストビーフを作ってみたところ、火が通りすぎてよく焼けた肉の塊になってしまった。

すると記事を読んだ読者の方が、SNSで「鋳物(いもの)のフライパンだと蓄熱性が高すぎるのでは? それで余計に火が通ってしまったのかも」とコメント。

たしかに前回は鋳物を使用していた。そこで今回はマーブルコートのフライパンに変更し、まったく同じ条件で再挑戦。その結果、前回とは明らかに違うロゼ色の断面に仕上がったのでお伝えしたい。

・前回の失敗と原因

前回の記事で初めて挑戦したローストビーフ作り。以前、完璧なステーキの焼き方を教えてくれたイオンを信じ、牛肉のパッケージに書かれた手順通りに作ってみたのだが、結果は先述したように大失敗。


中までしっかりと火が通ってしまった。イオンの教えを忠実に実行したのになぜ? そこで今回は読者の方のアドバイスに従い、フライパンを変えてみることに。

前回使用したのは鋳物のフライパンで、基本的には肉を焼く時にしか使わない。


たしかにこのフライパンは、一般的なものと比べて熱伝導率も蓄熱性も優れている。それで余計に火が通ってしまったというのも、ありえない話ではないだろう。性能の高さが逆にあだになったか。


そこで今回は、数年前に購入したマーブルコートのフライパンを使用。前回とまったく同じ条件で、もう一度ローストビーフ作りに挑戦してみたい。


・フライパンを変えて再挑戦

用意したのは、前回と同様イオンの『タスマニアビーフももローストビーフ用かたまり』331g。今回も同じく2割引シールが貼られた商品をゲットできた。


詳しい調理手順については、前回の記事を参照していただきたい。まず肉を常温で約1時間おき、ブレンドスパイスを全体にまぶして20~30分なじませる。


フライパンに油を引き、中火で肉の表面を片面15~20秒ずつ焼く。


表面に焼き色がついたら、フタをして弱火で5~6分。裏返してさらに5~6分焼く。実際に焼いた時間は5分ちょうどだ。


5分経ったら火を止め、フタをしたまま置いて余熱で火を通す。余熱時間の目安は300gで20~25分。今回は331gを20分置くことにする。


前回はここで、鋳物フライパンの凄まじい蓄熱性が牙を剥いたわけだが……。



・断面カット

運命の20分後。フライパンから肉を取り出し、緊張しながら包丁を入れる。頼む、ウェルダンにはならないでくれ。すると次の瞬間……。


おお……! これは……!


そこには前回とはまるで違う、鮮やかなロゼ色が広がっていた。一見すると生焼けのようにも思えるが、中心部までしっかり火が通っている。そうそう、こういうローストビーフが見たかった。


前回と比較してみると、その差は歴然。どうやら読者の方の指摘通り、原因の一つはフライパンだったようだ。まさかこうも変わるとは。

つまり問題はイオンのレシピではなく、フライパンとの組み合わせだったということか。


前回は時間が経つにつれてカチカチになってしまったが、今回は火が通りすぎていないため、肉がしっとりしていて柔らかい。もっとレアでもよかったくらいである。


そして何より、「焼いてフタをして放置しただけ」という手軽さが最高に素晴らしい。普段あまり料理をしない私にとって、この簡単さが一番のメリットだ。



・まだ70点

ただ、あえて正直に言わせてもらおう。市販のローストビーフを100点とするならば、今回の仕上がりは70点くらいといったところか。


十分おいしかったが、やはり買ってくるローストビーフには一歩も二歩も及ばない気がする。割引品を使ったため、肉自体のポテンシャルの問題である可能性は否めないものの、まだまだ改善の余地はあるように感じた。


そう、私の栄光のローストビーフロードはこれで終わりではない。すでにSNSで別の読者の方から失敗しない作り方を教えてもらっているのだ。

次はそちらの方法で、さらなる高みを目指してみようと思う。ではまた次回!

執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼前回はワインで自分をだましながら食べたが、今回はしっかりワインがすすむクオリティーになった。