昨日、2月3日は「節分」であった。千葉県育ちの私はせいぜい「豆まき」の習慣しかなかったが、ここ10年ほどすっかりお馴染みになったのが『恵方巻』である。

さて、その恵方巻は節分の翌日どんなことになっているのだろう? 大量に余っているのか? 余っているなら格安になっているのか? 2月4日に都内のコンビニやスーパーを40軒回って調査した。

・過去にフードロスが話題に

もともと関西の文化であった恵方巻をコンビニ各社がゴリ押しし “フードロス” が問題になったのは2018年頃。翌年には農林水産省が「需要に見合った販売を行い廃棄を削減するように」と異例の要請を出している。

結果的にコンビニ等の恵方巻は「受注販売」がメインになり、フードロスはかなり削減されたのだろう。一方で今でも節分の時期になると、たびたび恵方巻を目にすることも事実だ。

いまだに恵方巻の文化に馴染んでいない身としては「どうせまあまあ余っているだろ」という気がしないでもない。むしろ気になるのは「格安になっているのではないか?」という点である。

・都内40軒を調査

アフター恵方巻の真実を知れるのは節分の翌日のみ。というわけで、2月4日の朝から以下のコンビニやスーパーを調査した。


セブンイレブン: 10軒
ファミリーマート: 9軒
ローソン: 6軒
まいばすけっと: 4軒
ミニストップ: 2軒
ローソンストア100: 2軒
リコス: 1軒
プチマルエツ: 1軒
ナチュラルローソン: 1軒
肉のハナマサ: 1軒
キッチンオリジン: 1軒
ヨークフーズ: 1軒
マルエツ: 1軒

合計 40軒


さて、時系列で紹介していくと最初の7軒はまさかの空振り。店によっては恵方巻の販促物が掲示されてはいたものの、恵方巻は1つも見当たらない。そして8軒目のナチュラルローソンでも「節分豆」が半額で販売されているだけであった。

その後もコンビニを中心に空振りが続き、21軒目に辿り着いたのはヨークフーズ。大型スーパーマーケットのヨークフーズなら、売れ残りの恵方巻を扱っているのではないだろうか?

……が、これも空振り。訪れたヨークフーズでは店内調理の総菜や弁当が提供されていたが、寿司や太巻きはあっても『恵方巻』は見当たらなかった。

・第1発見

ここまでで約1時間半が経過し、イヤな予感が頭をよぎる。まさか恵方巻は節分の翌日には絶滅するのか……? と思っていたところ、25軒目で訪れたセブンイレブンで……


ついに1つめの恵方巻を発見!


あったのは「うなぎと玉子の恵方巻」で、どうやら予約販売の商品らしい。また定価は1425円だったが、割引き額は50円のみであった。……え、そんなもんなの?

とはいえ、つい売れ残りの恵方巻を発見し、次に向かうのはマルエツ。こちらもヨークフーズ同様、今回の中では大型スーパーなので恵方巻を発見できる可能性が高いのではないだろうか?

……が、マルエツにも恵方巻は無し。なんなら「ひなあられ」を販売するなど、早くも1カ月先のひな祭りモードに突入していた。



・32軒目で

その後、ファミリーマートで定価のままの「恵方巻ロール」なるスイーツを発見したものの、恵方巻本体は見つからず。31軒を終了した時点で発見した恵方巻はわずか1本であった。だがしかし、32軒目のセブンイレブンで……


恵方巻を大量発見ッッ!


あったのは「焼肉恵方巻(896円)」と「サラダ恵方巻(421円)」で、先ほどの予約商品とは毛色が違う。合計11本の恵方巻が売れ残っており、割引額も50~100円と定価に対して「うなぎと玉子の恵方巻」よりは高かった。

さらに37軒目のローソンストア100でも恵方巻を発見! こちらは「恵方巻ミニ(408円)」に対し割引額が200円だったので、50%オフ近い計算になる。37軒目でようやく、私がイメージしていた “その後の恵方巻” と出会えた気分だ。

さらにさらに38軒目の まいばすけっとでもわずかながら恵方巻と遭遇。ただこちらは割引きが適用されておらず、定価のまま販売されていた。

結果、およそ3時間を費やしてコンビニやスーパー合計40軒の調査が終了。節分翌日の恵方巻は、以下のように販売されていた。


セブンイレブン: 2 / 10
ファミリーマート: 0 / 9
ローソン: 0 / 6
まいばすけっと: 1 / 4
ミニストップ: 0 / 2
ローソンストア100: 1 / 2
リコス: 0 / 1
ナチュラルローソン: 0 / 1
プチマルエツ: 0 / 1
肉のハナマサ: 0 / 1
キッチンオリジン: 0 / 1
ヨークマート: 0 / 1
マルエツ: 0 / 1

合計 4 / 40軒



・その後の恵方巻の真実

調査結果に基づいた事実だけで言うならば「節分翌日に恵方巻はほとんど売っていない」と申し上げていいだろう。また割引額もごくごく一部を除いては「さほど大きくない」と言えるのではないだろうか?

これは冒頭でも申し上げた「受注販売」が主流になっていることに加え、最近は海産物を使用したゴージャスな恵方巻も多いため「日持ちがしないから」と考えられる。事実、発見した恵方巻は「焼肉」などが多かった。

以上のことから「節分翌日にはほとんどの恵方巻が姿を消す」また「割引額もごく一部を除いては期待するほどではない」と結論付けたい。足で稼いだ “生データ” としてお役に立てば幸いだ。

参照元:農林水産省
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼購入した5つの恵方巻。思ったよりも売ってないし割引き率もイマイチ。