先日、Xを眺めていたらモスバーガーの投稿がタイムラインに流れてきた。そこにあったのは、オニオンフライの中に大量のポテトが詰め込まれている写真

「オニポテ恵方巻」というらしい。こんな商品があったのか? と一瞬思ったが、オニポテ恵方巻は実在しない。

というか、完全にネタの投稿である。ただただ節分の日にバズろうとしているだけなのだろうが……私は思った。実際に食べたら意外とイケるのでは? と。

・モスバーガーの投稿

モスバーガーが投稿した「オニポテ恵方巻」は、パッと見たところ簡単に作れそう。なにせ、オニオンフライの穴の中にポテトを詰めているだけだ。


しかも、モスバーガーのオニオンフライもポテトもどっちも美味いから、同時に食べたらより美味しいのでは?

……という自分の直感がいかにクソだったかを、私は数十分後に知ることになる。


・作ってみた

用意したのは、モスのオニオンフライ(300円)とフレンチフライポテトのM(300円)とL(360円)。


ポテトは中に詰めるから多めにいるだろうと考えてMとLの2つをウーバーイーツで注文したのだが、その時点ですでにミスっていた。どうしようもないほどにミスっていた

というのも、実際に詰めようとすると……


オニオンフライのサイズがバラバラすぎる! もちろん、ある程度サイズに差はあるだろなと思っていたが、ここまでとは思わなかった。

実際のところ、恵方巻に使えるほどサイズが揃ったオニオンフライは袋の中に1つもなかったのだ。こんなことがあっていいのか?


かといって、新たにオニオンフライを注文していたらその間に今手元にある分は冷えてしまう。味を犠牲にしてまで検証するのは本末転倒

ある程度の誤差は受け入れて今ある分だけでやろう! と考えた私は、再びオニオンフライ&ポテトに向き合った。


最初はすこぶる順調だった。しかし、ある程度進むと……



フニャ!


……


……


あ〜〜〜〜〜〜〜〜!!


そう、モスのポテトはホクホク系なので、強引に詰めようとしたらフニャっと曲がってしまうのだ。マックのポテトのようにカリカリ系だったら比較的簡単だったかもしれないが、モスのポテトとなると……鬼ムズい。

というか、わずかなスペースにホクホク系のポテトを詰め込む作業はなかなかの地獄である。



・最後まで大変

それでも、なんとか詰めた。詰めに、詰めた。もう十分だろってところで持ち上げようとしたのだが、思ったより安定感がない


よく見たら、真ん中にセットしたオニオンフライが大きくて、そのリングだけ十分にポテトが詰まっていないではないか。


仕方がない。見た目は悪くなるが、空いているスペースにも詰めよう。持ち上げられないようでは、恵方巻とは呼べないからな。

そんなわけで、追加で詰め詰めし……


・完成


なんとか完成したが、自分でもビックリするほど達成感がなかった。ちなみに、裏側はこんな感じ。


モス公式が投稿したオニポテ恵方巻と比べたら、かなり見た目が違う。というか、実際にやってみてわかったが、モスバーガーのXに投稿されたレベルのオニポテ恵方巻を再現しようとするとオニオンフライ1袋では絶対に足りない。

モスがSNSの運用にいかに力を入れているかを垣間見た気がした。



・実食

では、完成したところで実際に食べてみよう。今年2025年の恵方巻の方角は西南西らしいから、そっちを向いてパクり。味は……



_人人人人人人人人_
> 別々に食べたほうが美味い!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


作っている段階で薄々「そうかもな〜」という気はしていたが、実際にやってみることで再確認できたという意味では有意義な検証であった。

というわけで、「オニポテ恵方巻」は全くオススメしない。それでもどうしても食べたいという人は、とにかくオニオンフライを多めに用意しておくこと。

勝負はオニオンフライの量で決まるぞ。

参考リンク:X @mos_burger
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

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