実家で長年パグ犬を飼っていた。好みがわかれる犬種かと思うが、一度共に生活してしまうと離れられなくなってしまう。記者は実家の愛犬がなくなって久しいが、いつかまたパグと暮らすことを夢見ている。

という訳で、記念すべき8月9日(パグの日)に、その魅力を語らせてもらえたらばと思う。パグ飼いのみなさんはご存知の通りだろうが、そうでない人にも届けば幸いだ。パグは……良いぞ!!! 


・食いしん坊で可愛い

まずパグと言えば、ハチャメチャに食いしん坊であるところが可愛い。とにかく食に貪欲(どんよく)で食事の時間はきっちり把握している。

記者が一緒に暮らしていた子に至っては、食事タイムちょっと前になると自ら御飯皿を咥えてアピールに余念がなかった。かかりつけ医もたびたび「パグが食欲がなくなったら、不調であると思ってください」と言っていた。

もちろん、当てはまらないパグさんも居るだろうが、往々にして食いしん坊ではあるかと思う。毎分毎秒鼻息荒く食べ物のことを考えていて、食べることに猪突猛進な様は見ていて元気をもらえる。

この子にご飯をちゃんと与えるために、自分も健康に長生きしなければ……とすら思えるのだから、パグと暮らすことによって自ずと寿命も延びるように思う。


・誰にでもなつっこくて優しくて可愛い

そしてパグ犬は、これまた個体差があるだろうが、人懐っこい子が多い印象だ。我が家の子は懐っこすぎて、記者が目を離した隙によそ様からご飯をもらっていた節すらある。

警戒心がなく、誰でも食べ物をくれる人はいい人……と思っていそうなところが、危うくもあり可愛くもある。しかもご飯の時以外は、陽気でありながらすごく穏やかで大人しくて優しい。

何があってもあっけらかんとしている様子に、むしろこちらが救われてしまうことが何度もあった。一度でも接してしまえばすべからく虜(とりこ)にしてしまう理由のひとつに、そうしたパグの気性もあるのかもしれない。

まあ、どんな性格であっても可愛いんですけどね! 

・ビジュアル可愛い、特に皺

またパグと言えば、ビジュアルが特徴的だ。まん丸い目に短い鼻、垂れた耳に俵のような体つき。どこを取ってもチャーミングである。

中でも、顔の皺のインパクトが大きいだろう。はじめは見慣れないかもしれないが、共に暮らしているとその皺のひとつひとつが愛おしくてタマラナイ。

皺が多い故に、皺と皺の間を日々拭いてあげなければいけないのだが、その作業すらありがたく感じてしまうから不思議だ。生まれてきてくれたことに、感謝の気持ちでいっぱいである。


・全部可愛い

……とまあ、なんやかんやと並べてみたものの、とてもではないが語り切れない。一挙手一投足が可愛さに満ち溢れていて、パーフェクトだからだ。日々その可愛さが上限突破するので、こちらの幸せ指数も上がる一方である。

もちろん、命を預かるということは責任重大で、良いことばかりではない。出会いがあれば別れもあるし、パグ特有の病気などもある。パグは犬の中でも丈夫ではないように思うし、心配が絶えず飼うことを気軽にすすめることはできない。

しかしながら同じ時間を過ごしてくれた御犬様がパグであったことに、とても感謝している。いつの日かまた、記者はパグ犬と暮らせれば本望だ。

8月9日という機会に改めて世界中のパグ犬に思いをはせ、パグと全ての生きとし生けるものたちが幸せであることを願っている。

執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

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