
最近私(佐藤)はミャンマーに関心を寄せている。先日、東京・大塚を訪ねた際に、たまたま入ったランチビュッフェのお店でミャンマー料理を食べて以来、その未知の味の世界を知りたくなったのだ。
実はその同じ日に、これまた偶然遭遇したアジアン食材の店で、ミャンマーのポテトチップスを買ってみた。袋詰めではなく、駄菓子屋にあるようなプラスチック容器に入っていて、パッと見たところ、味の想像がつかない。
実際に食べると共に、容器に記載されているミャンマー語を翻訳したところ、お国柄が見えてきてとても面白かった。
・ポテチから見えたお国柄
ポテチを買ったのは、JR大塚駅北口から徒歩約3分のところにあるお店。パッと見た感じ薬局かな? と思ったら、「ASIAN MART GROCERY STORE」とあるので、アジアン食材のお店らしい。
「さくらショッピ」ってカワイイ名前だな。面白そうだから入ってみよう。
店内に入ると見知らぬ食料品がズラリと棚に並んでいる。多少日本語の記載はあるけど、おおむねミャンマー語で書かれていて、写真やイラストのあるものは何となく中身がわかるも、それらがないものはサッパリ。
たとえばこの3000円のモノはナニ? おそらく「ガピ」(小魚やエビを塩漬けにして発酵させたペースト)だと思うんだけどなあ。
それから見慣れぬパッケージのお米も販売していた。
日本語表記がほとんどないということは、やっぱりミャンマーの人たちが買いに来るんだろう。それだけこのお店は、この界隈で必要とされていることなんだな。
何が何だかわからなかったけど、幸いお店の人が日本語堪能で、尋ねると商品を教えてくれる。それを参考に私は、ポテトチップス(税込2200円)を買ってみた。ポテチにしては高いけど、物珍しさで思わず買ってしまった。
容器正面にはイケメンのイラストが描かれている。イメージキャラクターなのかな? 学生みたいにも見えるけど。若者に人気の商品なのか?
下の方に記載されているQRコードを読み取ったら、TikTokのアカウントに飛んだ。コレ誰!? フォロワー430万人、いいね数2億って、めちゃくちゃ有名な芸能人なんじゃないの?
Geminiに尋ねたところ、この人物についての詳細が判明した。
彼はネ・ミン・ミャッ(Nay Min Myat)さんという、モデル・俳優としても活躍している人物なのだとか。ミャンマーのエンタメ業界でもっとも勢いのある人物の1人で、最近は歌手としても活動しているという。
ミャンマー国内でさまざまなブランドの広告塔として抜擢されているので、おそらくこの商品も、彼のイラストとSNSアカウントを記載して売り出しているものと思われる。
ちなみに正面に大きく記載されている文字はブランド名「ウー・ネー」で、ポテトチップスを意味する「アールー・ジョー」とあることから、この商品名はそのままポテトチップスと理解して良さそうだ。
ミャンマー中部の「チャウパダウン」で製造されたものらしい。
側面から中を見ると、いかにも辛そうに見えるんだが、味はどうだろう……。
ポテチというよりも調味料のようにも見えるな。
フタをあけて中を覗くと、上の方に馴染みのあるチップスが見えている。
ひとつ取り上げると、形状はポテチそのもの。想像していたよりも普通でホッとした。油が多いのか、しっとりとしているようにも見える。
では1枚頂きましょう。口に入れた直後の印象は、ごくごく普通のポテチ。日本で手軽に買えるものと、それほど変わらないかなあ。ややしっとりした感じを除けばぼぼ同じ。
……かと思ったら、辛いな! ムセるような辛さがあるぞ。それもすごい遅れて来やがる。完全に油断してしまった。結構な辛味でおまけにニンニク臭もする。
妙なことなんだが、1枚食べて、私は脳裏にご飯が浮かんだ。ホカホカの白ご飯。なぜだろう? この味はご飯に合う気がするぞ。
ミャンマーにも渡航経験があり、アジア圏に詳しい羽鳥にも食べてもらったところ……。
羽鳥「おほ~! コリャ来るね。でも俺は嫌いじゃないよ」
どうやら口に合ったらしい。汗をかくような辛いモノ好きの羽鳥は、この味を好ましく思ったようだ。
続いて中澤にも食べてもらうことに。
中澤「ああ~、ニオイはまあまあ辛味を感じますね」
実際に食べてもらうと、最近の中澤ならではの感想を述べた。
中澤「う~ん、辛くないっすね」
佐藤「ウソでしょ? 後から来るぞ、辛いのが」
中澤「もう来てますけど、このくらいだったら安心して食べられるレベルです」
実は中澤、最近池袋のガチ中華を攻めすぎていて、ある程度、辛味に耐性がついていた。さらに……。
中澤「中華の辛味って、山椒とかの痺れもあるから、もっと強いんですよ。これ多分唐辛子だけですよね。だから、僕はそこまで辛いと感じないんですよね」
なるほど、ガチ中華を食べることで意外にも辛味に強くなり始めていたらしい。
我々はスナック菓子感覚で、このポテチを食べていたのだが、ミャンマーでは菓子というよりもふりかけとかツマミに近い感覚でこれを食べるのだとか。白ご飯にかけて食べるのが定番で、私が感じた「ご飯に合いそう」という感覚は間違っていなかった。
そんなわけで、たまたま買ったミャンマーのポテチから、芸能や食文化のことまで知ることができた。皆さんもアジアン食材店で見つけた気になる商品を購入してみてほしい。調べると、原産国のお国柄が見えてくるかもよ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 さくらショッピ
住所 東京都豊島区北大塚2丁目11−14 第2アンザイ・ヤマキビル1F
時間 11:00~23:00
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
佐藤英典


















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