最近、いくつものSAやPAに行って気づいたのだが「ハイウェイめし」というものがあるらしい。それぞれのSA・PAごとに代表メニューが貼られていて、『ハイウェイめし甲子園』なるものも開催されている様子。
Pasar幕張にも代表ハイウェイめしのポスターが貼られていたのだが、これが意識高いとんかつセットみたいなのでビックリするくらいピンと来なかった。とんかつ屋だろうか? 何か目的があって来たわけでもなかったため、フラッとそのとんかつセットの販売されている店に行ってみたところ……
・とんかつ屋と思いきや
あったあった! フードコートの店のうちの1つに、入口のポスターで見たのと同じ意識高いとんかつセットの看板が出ているのを発見。他はどんな定食があるんだろう? と思いきや……
カレー屋やないかい!
その名も『満点カレー』。運営会社クリエイトレストランツのサイトの紹介では「カツカレー専門店」と書かれている。カレー専門店ではなく、カツカレー専門店ってありそうであまりないジャンルだ。
・メニュー
メニューは基本揚げ物+カレー。ただし、メニュー自体はそこまで多くなく、「ロースかつカレー(税込1034円)」「ジャンボチキンかつカレー(税込979円)」「ヒレかつカレー(税込1089円)」「とりからカレー(税込935円)」「プレーンカレー(税込825円)」の5種類。
そこにハイウェイめしの「千葉県産林SPFポークのとんかつピーナッツソースとカレーディップ添え(税込1485円)」が加わっている。前述の通り、ハイウェイめしがピンと来なかった私。なんとなくメニューの中では安めのジャンボチキンかつカレーを注文したところ……
ヤバイのが出てきた。
・絶対に上司にしたくないチキンかつ
チキンかつが覆いつくさんばかりにご飯にのしかかっている。チキンかつのプレッシャーが凄すぎてご飯は普通の量なのに肩身が狭そうにすら見えた。絶対に上司にしたくないタイプのチキンかつである。
食べてみると、衣はカリッカリで揚げたて感が凄い。肉もジューシーで柔らかくチキンかつの実力には何も問題がない。カレーとご飯は大衆食堂みたいな可もなく不可もない味だけに、このチームを引っ張っているのはチキンかつと言える。
・衝撃の事実
明らかにカツ全振りだ。全ての権限をチキンかつが握ってしまっている。そんなチキンかつを食べていくと、衝撃の事実に気づいた。
キャベツいたんかい……! なんと、結構な量のキャベツがチキンかつの下から発掘されたのだ。まさかご飯だけじゃなくてキャベツまでパワハラを受けていたとは。
ご飯は見えなくてもいるのは想像がつくが、キャベツを隠しているのは悪質である。キャベツは基本入ってないカレーも多いだけに、隠すといないものとして話が進みかねない。返す返すも絶対に上司にしたくないチキンかつである。
コンプライアンスに問題が感じられた満点カレーのジャンボチキンかつカレー。ご飯とキャベツが病まないことを祈るばかりである。光が強いほど、影もまた濃い。ジャンボチキンかつカレーに社会の縮図を見た気がした。
・今回紹介した店舗の情報
店名 満点カレー
住所 千葉県千葉市花見川区幕張町2-2621 PASAR幕張(上り)
営業時間 11:00~22:00
定休日 不定休(施設に準ずる)
参考リンク:満点カレー
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.