近頃のコンビ二チルド商品は美味い! では、どこのが1番美味いのか? それを確かめるために、以前の記事ではローソン・セブン・ファミマのビーフシチューを比較した。
今回はバターチキンカレーを食べ比べてみたいと思う。独断で1~3位までの順位をつけると共に、ご飯に1番合うのはどれかを選んでみた!
・3社のバターチキンカレー
過去に取り上げた冷凍ピザ、ビーフシチューから考えると、セブンの商品はクオリティが高い気がする。
一方、ローソンはやや遅れをとっている感が否めない。はたしてバターチキンカレーはどうなるか? 購入商品は次の通りだ。
ローソン バターチキンカレー 180g 税込298円
セブンイレブン バターチキンカレー 190g 税込321円
ファミリーマート 国産炙り焼きチキン! 濃厚バターチキンカレー 186g 税込398円
・順位は……
量はほぼ一緒だが価格に差が出た。ローソンとファミマの間で100円の開きがある。この値段の違いが味にどんな差を生むのだろう? 正直な感想とともに順位を発表しよう。
第3位は……
ローソン バターチキンカレー
ひと口食べた瞬間に、イメージ通りのバターチキンカレーの味を感じた。柔らかい甘さとピリリと舌を刺激するスパイス。非常に無難な味に仕上がっている。
何か欠けている訳ではないのだが、想像を越えてこなかった。よく言えば「安心感がある」、悪く言えば「意外性がない」。なお、商品には「パンにもご飯にも合うバターチキンカレー」と書かれている。その点については後述しよう。
第2位は……
ファミリーマート
国産炙り焼きチキン! 濃厚バターチキンカレー
ビーフシチューと同じく「濃厚」が売りのファミマ。名前の通りにトマト・バター・出汁感のいずれも強く、甘さが際立っている。さらにパプリカ・チリパウダー・赤唐辛子のストレートな辛味が後味として残る。
インパクトが強く、ずっしりとした重さを感じる味だ。
第1位は……
セブンイレブン バターチキンカレー
これはビビった! チルドカレーでここまでやるか!? と衝撃を受ける味。比較に参加したYoshioも「ほかと全然違う!」と驚嘆したほどだ。
他社が欧風日本式のカレーに仕上げているのに対して、セブンはインド風の日本式を採用している。カルダモン・シナモンの香味がとても強い。断然本格的! スパイスが生きててブッチギリで美味い。
・ご飯に合うのは……
だが、ご飯に合わせるとなると、ちょっと結果が変わってくる。ファミマもセブンもカレーの完成度は高いのだが、ご飯とは合いづらい。味の主張が強すぎてご飯と調和しにくいからだ。
一方で優しい甘さのローソンは1番ご飯としっくりくるのである。
ということで、何と食べ合わせるかによって味の印象が異なるので、ご飯の場合はローソン、ナンとならファミマかセブンを食べてみて欲しい。
参考リンク:セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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