芦ノ湖といえば、箱根の自然を満喫できる観光名所。季節に関係なく美しい景色を楽しめるため、国内外から多くの観光客が訪れている。そんな芦ノ湖に今年誕生したのが……「箱根遊船 SORAKAZE(そらかぜ)」だ。

なんでも “湖に浮かぶ緑の公園” をイメージしたらしく、名前のとおり空と風と一体化できるという。というわけで今回は、話題の遊覧船で箱根の自然を満喫してきたぞ!

・芦ノ湖をぐるっと一周

ソラカゼは「箱根関所跡港」〜「元箱根港」〜「箱根園港」〜「箱根関所跡港」を約40分かけて運航している。各港で乗船・下船が可能。

今回は富士急グループからのお誘い(プレスツアー)で、ぐるっと一周できる周遊航路を楽しむことになった。なお、周遊航路の料金は大人1800円・小人900・愛犬300円とのこと。


・箱根遊船 SORAKAZE


港で待っていると “湖に浮かぶ緑の公園” がやってきた。船体外側には、鶴や結び目をイメージした水引風オブジェが施されている。旅客定員は550名とのこと。




それでは、いざ船内へ。


船内にはさまざまなタイプの席が用意されていた。畳を敷いた小上がりスペースや、ハンギングチェア、富士山型のカウンター席などなど。靴を脱いで畳の上でのんびり景色を楽しめるのは良さそうだ。


湖を見つめながらくつろぎたいところだが、のんびりする前に屋外デッキも見学しておこう。



3階「KAZEデッキ」には天然芝を敷き詰めた広場(芝生は育てている最中)があり……


4階の「SORAデッキ」には神社の境内をイメージした玉砂利デザインの飛び石や、富士山をモチーフにしたモニュメントがあった。


もちろん天気が良ければ富士山も拝める。記念撮影にぴったりのスペースだ。風がめちゃめちゃ気持ちいい。




・箱根神社

景色といえば、残念ながら富士山は雲に隠れて姿を現さなかったが、箱根神社の水上鳥居は湖上からバッチリ確認できたぞ。


湖の青と鳥居の朱色のコントラストがなんとも美しい。湖側からしか見えない「平和」の文字も頑張れば見える……かもしれない。




・売店へ


さて、船内1階のショップではオリジナル飲食メニューとお土産を販売している。スタッフの方曰く、1番人気は箱根遊船オリジナルクラフトビール(1000円)だという。



私が頼んだのは、富士山型のチョコレートをトッピングした「ちょこっと富士山ジェラートのプレミアムバニラ(650円)」。湖の青とジェラートの白も当然合う。美味しいし美しい。




・最高に優雅な船旅

そんなこんなで、船はあっという間に箱根関所跡港に戻ってきた。まさに自然と一体になった40分だったと言える。箱根・芦ノ湖エリアの新しい楽しみ方として覚えておいてほしい。

そういえば、毎月13日に九頭龍神社で行われる月次祭(つきなみさい)には、参拝船として特別ルートを運航しているそうだ。タイミングが合えばそちらもどうぞ。船が気持ちいい季節が続くのでぜひ!


参考リンク:箱根遊船 SORAKAZE
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]