「高級なモーニングを食べたい! だが、泊まれるほどの金はない!!」──。そんなコンセプトに基づきお届けしている「ホテルの朝食だけ食べたい」。特に旅先での朝食ビュッフェってテンションが上がるよね!

一方で「泊まってないのに朝食だけは緊張する……」なんて人も少なからずいるハズ。そんな人には今回ご紹介する『ダイワロイネットホテル仙台西口 MUSUBI』のような朝食バイキングがオススメだ。

・アクセス良好

杜の都(もりのみやこ)として知られる宮城県仙台市。仙台市の公式サイトによれば当初は「森の都」と称されていたようだが、昭和に入って間もない頃に「杜の都」になったんだとか。なんとなく「杜」の方がカッコいいよね。

それはさておき、この記事でご紹介する『ダイワロイネットホテル仙台西口』は、JR仙台駅から徒歩3分ほどの好立地。比較的大きな通りに面しているため、土地勘の無い人でもさほど迷うことは無いだろう。

・1000円代

朝食ビュッフェは同ホテルの13階『仙台バル MUSUBI』で開催されており、もちろん宿泊していなくても利用可能。しかも価格が1800円と、ホテルの朝食ビュッフェとしてはなかなかリーズナブルな設定だ。

受付時間は6時半~10時までで最終入店は9時半まで。もちろん宿泊客の利用が多かったものの、チラホラと宿泊客以外の利用者も見かけた。店員さんも慣れていたので、ビギナーも安心して欲しい。



・粒よりのラインナップ

さて、料金を支払い朝食ビュッフェの会場に入ると、洋食と和食、パンとご飯、シリアルにドリンク……と一通り朝食ビュッフェっぽいメニューが揃っている。また「仙台名物コーナー」もあった。

また特徴的なのは宮城県産の野菜などを使用したメニューが多いこと。メニュー数自体はメチャメチャ多いワケではないものの、よく言えば粒よりのラインナップと言えるだろう。



というわけで、1周目!


中でも美味しかったのは宮城県産の野菜を使用したというラタトゥユ。野菜の優しい甘さがよく出ていて、これだけモリモリ食べたいほど美味しかった。またグラタンも美味しかったので、全般的に洋食が強いのかもしれない。

……なんて思っていたら、2周目の「仙台茶漬け」がバカウマ! ご飯にミョウガなどの薬味をトッピングし、特製の仙台ほうじ出汁をかけて食べるお茶漬けなのだが、これがサラサラ入る!! 締めは仙台茶漬けで決まりだ。

また「牛タンカレー」も甘めの優しい味付けで好印象。名物の1つだと思われる「ちらし寿司」は「まあ普通かな?」という印象だが、それでも1つ1つの料理のレベルはなかなか高めなのではないだろうか?


・コスパ良好

総じて『仙台バル MUSUBI』は「品数は多くないけど料理はなかなかレベルが高い。1800円ならコスパ良好な朝食ビュッフェ」といったところである。仙台の優良な朝食ビュッフェとして、覚えておいていいだろう。

それなりに強気な価格設定も多いホテルの朝食ビュッフェだが、1000円代でこの内容なら満足度はなかなか高い。特に「ラタトゥユ」と「仙台茶漬け」はオススメだ。

参考リンク:ダイワロイネットホテル仙台西口仙台市
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.