「高級なモーニングを食べたい! だが、泊まれるほどの金はない!!」──。そんなコンセプトに基づきお届けしている「ホテルの朝食だけ食べたい」。どうだい? みんなもホテルの朝食が好きだよな?

第13回となるこの記事では宮城県の『仙台国際ホテル』の朝食ビュッフェをご紹介したい。先に申し上げておこう、こちらの朝食ビュッフェは「センスが問われるビュッフェである」と。

・仙台駅徒歩5分

杜の都として知られる宮城県仙台市。牛タン・セリ鍋・ずんだ餅……などなど、言わずと知れたグルメ都市である。というか、基本的に東北地方ってご飯が美味しいよね~。行ったこと無いけど山形はマジで美味しいらしいよ!

それはさておき、今回ご紹介する『仙台国際ホテル』はかなり朝食に力を入れているご様子。ホテルの公式サイトには「朝食ビュッフェ」のカテゴリーがあり、かなり詳細にその内容を伝えている。

公式サイトによれば「和食」や「洋食」を中心に、宮城の食文化をテーマにしたコーナーもあるんだとか。さらにはデザートや「ホテルの自慢の料理」までと、幅広いラインナップを展開しているそうだ。

開催時間は7時から10時までで、最終入店は9時30分まで。1人前の料金は2750円は “ホテルの朝食ビュッフェ” として割安感があり、宿泊無しでも利用できるところは大変ありがたい。

旅は朝食から始まると言っても過言ではなく、それが美味しければ大勝利待ったなしである。というわけで『仙台国際ホテル』の朝食ビュッフェに向かうことにした。

仙台国際ホテルはJR仙台駅から徒歩5分ほど。Googleマップ様を頼れば大して迷うことも無いだろう。そして1階ロビー付近のカフェテリアが朝食ビュッフェの会場となっている。



・悩ましい

入口で支払いを済ませ、いざ出陣! まず目につくのは “ホテルメイド” という表記で、特にパンはほとんどがホテルメイド。そのどれもが美味しそうで、パン派歓喜のラインナップとなっていた。

お次にスクランブルエッグやベーコンなどの洋食ゾーンを抜けると「伊達やきそば」なる料理が。こちらは仙台のソウルフードとのことで、ラード入りのソースがその特徴らしい。

さらには「ずんだ餅」「笹かま」などなど、仙台グルメも抜かりなし。サラダの種類も豊富で、例えば「玉ねぎのサラダ」「にんじんのサラダ」などと生野菜を並べているだけでなかったところは好印象だ。

そして悩ましいのがお米に合いそうな料理が多いこと! 郷土料理の「油麩」を始め「牛タンカレー」や「地元のしらす」など、ご飯のお供のオンパレードである。悩んだ末、まずはライス系から攻めることにした。


というわけで、1週目!



・ホッとする味

プレートにはおかず、そしてご飯は3種類! そのどれもが平均以上のクオリティでしっかりとウマい。ビックリするほど美味というよりは「安心感のある味」といったところだろうか。

もちろんご飯もめっちゃウマい。可能な限り少なめに盛り付けたつもりだったが、結果は1周でお腹がハチ切れる寸前に。「パンも行きたかった……」と泣きながらホテルを後にすることになってしまった。

私自身は全くセンスが無かったが、米もライスもどちらもハイクオリティなぶん非常に悩ましい! また「ずんだ餅」が笑っちゃうほど美味しかったことも記述しておく。

というワケで『仙台国際ホテル』の朝食ビュッフェは手頃な価格と安心感のある味、そして「ライス or パン」の究極の二択を迫られる朝食ビュッフェである。バランス感覚を大切に優雅な朝食を楽しんでいただきたい。

参考リンク:仙台国際ホテル
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.