中国が誇る激安通販サイト・AliExpressでポータブルゲーム機を1612円で買った。ゲームボーイのような見た目で500タイトルを収録しているという。しかも付属のコントローラーを使えば2人で遊べるらしい。

さらにテレビにつなぐこともできるので、大画面で500種類のゲームが楽しめるそうだ。そんなわけで試しに遊んでみたのだが……色んな意味でヤバ過ぎた。『スーパーマリオ14』とか絶対ダメだろ。

・怒られそう

とにかくヤバいポータブルゲーム機。何がヤバいのかと言うと、超有名な日本のゲームが収録されまくっているのだ。なんならゲーム機とコントローラーもレトロというよりパクリ。見ての通り、ゲームボーイとファミコンのコントローラーにかなり似ている。


パクったのは外見だけではなさそうだ。流れとしては、スイッチを入れて中国語・英語を選択すると……


ゲームタイトルがずらっと並んでいる画面になる。500タイトルの中からプレイしたいゲームを選んで遊ぶだけ……なのだが



・おなじみのゲーム

『スーパーマリオブラザーズ』『スーパーマリオブラザーズ3』など、誰もが知るタイトルが紛れ込んでいることに気がつく。


まさかと思いながらゲームを選択してみると……


完全にスーパーマリオだった。


・スーパーマリオシリーズ

ちなみに『スーパーマリオブラザーズ3』を選ぶと……

タイトル画面に「3」とだけ表示されるが、中身は任天堂のものと同じ。もうこの時点で色々怒られそうである。いや、それだけではない……


スーパーマリオは「9」「10」「14」「16」もあることが判明。そんなゲームは存在しないはずだ。さすがに怖くなったので……


続きは会社ですることにした。



・不安

そんなわけで翌日、会社のテレビにつないで『スーパーマリオ10』をプレイしてみると……

白の帽子・白のタンクトップ姿のマリオが画面に登場。カンフーの師匠と思われる人物に挨拶をするところからゲームが始まる。


現れた敵はガチの悪者。恐ろしいビジュアルである……全然マリオらしくない。


その後、師匠に連れられてボーナスステージへ。体力を回復したのだが……


いきなり現れた虎に瞬殺されて……


涙のゲームオーバー。



気を取り直して『スーパーマリオ14』なるゲームをプレイしてみることにした。中国で1993年に開発されたゲームなのだろうか。


ゲームの舞台は日本……らしい。



誘拐された姫を救うべく、刀を持ったマリオが敵を倒すゲームだった。途中どうしてもジャンプでは越えられない土管があり……無念のゲームオーバー。



ついでに紹介しておくと『スーパーマリオ16』は恐竜を倒すゲームだった。武器は石斧である。

いくら石斧を投げてもボスと思われる恐竜にはほとんど効かずゲームオーバー。石斧といえば、『高橋名人の冒険島』を思い出す方がいるかもしれないが……


まさかの『高橋名人の冒険島』も収録されていた。って、マジかよおい。


さらに『ダウンタウン熱血物語』や……


『ストリートファイター2』のようなゲームも(ストリートファイター6らしい)。なお、先にも述べたようにコントローラーを接続することで2人プレイ可能になる。


・もはや何でもあり

他にも『スパルタンX』『グーニーズ』『いっき』などなど、ファミコン世代におなじみのタイトルを多数収録。おそらくアウトだろう。もはや何でもありのAliExpress……ということか。現場からは以上です。


執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

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