2024年3月16日から東海道、山陽、九州新幹線の車内に設けられた喫煙ルームが廃止された。これにより国内全ての新幹線が全面禁煙になったことになる。

喫煙者である私(中澤)としては新幹線に乗る時にちょっと気合がいる状況。そんな折、ちょうど以前から全面禁煙だった北陸新幹線に乗る機会が訪れた。大丈夫かな? ビビりながら乗ったところ、むしろそれどころじゃなくなってしまった。うおおおお! マジか……!!

・初めての衝撃

もちろん、これは北陸新幹線が悪いとかそういう話がしたいわけではないことを先に申し上げておきたい。単なる体験談として、喫煙ルームがあるとかないとかどうでも良くなってしまうレベルのことが起こったのである。

さらに言うと、多分乗ったことがある人には「なんだアレか」という話だ。私の衝撃は初めて北陸新幹線に乗ったがゆえというのもあるだろう。普段よく乗る東海道新幹線とは明らかに違う点が1つあった

・アレ

喫煙ルームどころじゃねえ……! むしろ、アレが気になりすぎて席を立つ気にすらなれねえ……!! 喫煙者もそう思ってしまったアレとは……


キーンってなってタバコどころじゃねえ……! 高いところに行くと耳が気圧でキーンとおかしくなる現象は誰しも経験したことがあると思うが、新幹線でアレになったのは初めてでビビった



ビビりすぎて体調不良によるものかとも思ったのだが、帰りもなった上、帰りは東京駅で降りて山の手線に乗ってから品川くらいまでずっと耳が遠いままだった。個人差があるものゆえ、全員がなるとは限らないのだが、日本有数の山岳地帯を走るため結構高いところを走っているのかもしれない。

・逆に言うと

しかし、逆に言うと、全面禁煙は3時間くらいなら全然気にならなかったとも言える。これは駅のホームに喫煙ルームがあったこともかなり大きい

東京駅でも金沢駅でもホームには喫煙ルームがあって、隠すわけじゃなく「こちらです」と書かれている。ただ廃止するのではなく受け皿をちゃんとしてくれている点はありがたい限り。

JR東海のリリースを見ると、東海道新幹線の駅でもすべての駅の改札内に喫煙ルームが設置されている。東京駅、三島駅、静岡駅、浜松駅、名古屋駅はホームにあり、品川駅、新横浜駅、小田原駅、熱海駅、新富士駅、掛川駅、豊橋駅、三河安城駅、岐阜羽島駅、米原駅、京都駅、新大阪駅はコンコースにあるようだ。

喫煙者は肩身の狭い世の中である。ただ、一時の喫煙所が無くなりまくってた時よりは乱暴な廃止ではないとも思ったのでした。

参考リンク:JR東海「東海道新幹線喫煙ルーム設置個所(PDF)」
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.