単刀直入にお伺いしたい。あなたはお医者さんが得意だろうか? 内科でも外科でも歯科でもいい。どちらかというと私(サンジュン)はお医者さんが苦手な方である。

行ってしまえば何てことは無いのだが、ついつい「そのうち……」と後回しにしてしまうのは私の悪い癖。その癖も災いして、どうやら私の右目は大変なことになりかけていたようだ。

・自覚症状

今からおよそ2カ月ほど前のこと。私は何となく目の不調を覚えていた。スマホやパソコンの文字が見えづらく、特に右目は文字を読み取ることさえ困難になっていたのである。

「なんかバグってんな」とは思いつつも、いつも通りそのまま放置。確かに右目は見えづらいが、両目であれば仕事や生活に大した支障はきたしていない。

だがしかし、右目の状態は徐々に悪くなるばかり。そればかりか日によっては「左目の方が見えづらい?」と感じることも出て来た。これはヤバいかも……。私は意を決して眼科へと歩みを進めた。

・優等生

で、ここで私のメレキ(目の歴史)について説明しておこう。20代まで裸眼で過ごしていたものの、その後は乱視がヒドく何年間かメガネをかけていた時期もあった。

30代前半の頃にはやや視力も悪くなりつつあったため、思い切ってレーシック手術を受けたのもこの頃である。以来、健康診断などでは常に1.5をキープし続ける “目の優等生” だ。

あれからおよそ15年。ここ1年ほどは軽く老眼が始まってはいるが「遠くの物や文字が見えづらい」と感じたことは無い。「目が見えにくくなっている」と実感したのは人生で初めてである。



・眼科へ…

そして不安に駆られて駆け込んだ眼科。検査の結果、右目が0.3、左目も0.7まで視力が下がっていた。ここまで何とかやり過ごしてきたが、数字で見るとドキドキが止まらない。

その検査結果を元にいよいよ先生の診断へ。以下で先生のお言葉をご覧いただきたい。


先生「これは近視が始まってるねぇ。その年齢(46歳)で近視はかなり早いかな? ちょっと目薬を3回さして詳しい検査をしてみよう。ダメだよ、もっと早く来なきゃ~。

原因はおそらくスマホやパソコンを長時間見ているせいだね。心当たりはある? メチャメチャあるのか~。仕事なら仕方ないけど、合間合間に遠くを見ることを心掛けような」


近視。ざっくり言えば遠くが見えづらい目の症状である。小学生の頃、分厚いメガネをかけていたサイトウくんも「僕は近視なんだ」って言ってたっけな……。



・近視が始まっていた

その後、目薬を10分おきに計3回さした後、眼圧の検査などを経ていよいよ先生のファイナルジャッジへ。固唾を飲んで先生の言葉をまっていると……。


先生「やっぱり近視だね。でも始まりかけだから大丈夫。おそらく視力は戻ると思うよ。目薬を出しておくから毎晩寝る前に1回だけ、それを3カ月続けてください。

せっかく近視の手術(レーシック手術)をしてるんだから、もっと目を大切にしないと。さっきも言ったけど、なるべく遠くを見るよう心掛けてくださいね」


結論を申し上げると、私は「近視が始まりかけている状態」ではあるものの「3カ月間の目薬と生活改善で視力は元通りになりそう」とのこと。あ、あぶねえ。俺はたぶん現代人の3倍はスマホ見てるよ……。



・病院へいこう

ちなみに「このまま放置し続けたらどうなってましたか?」と伺ったところ、先生の回答は以下の通りであった。


先生「近視が進行してたら視力も戻らなくなってただろうね。そしたらメガネを作ることになってたと思いますよ、ええ。

そうそう、君は老眼も始まってるから視力が戻ると老眼がきつく感じるかもしれないな。その場合、老眼鏡は考えなきゃいけないかもしれない。いずれにせよ1カ月後くらいに見せに来てください」


もし私が面倒くさがって診療を避けまくっていたとしたら……恐ろしい。私から言えることはただ1つ「目に限らず不調を感じたらお医者さんに行こうな!」ということである。

現段階でまだまだ右目は見えづらいが、なるべく遠くを見るよう心がけるようにはなった。3か月後、私の視力は元に戻っているのか? 機会があればいずれご報告したい。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.