みなさんは「アメリカのお菓子」にどんなイメージをお持ちだろうか? 「体に悪そう」「見た目がド派手」「量がとてつもない」などなど、様々な印象があることだろう。

そういう意味でこの記事でご紹介する『オレオ スペースダンク(OREO SPACE DUNK)』は、超正統派のアメリカのお菓子。日本ではあり得ないアグレッシブさに、きっとあなたも震える──。

・期間限定オレオ

つい先日、アメリカのロサンゼルスに出かけたときのこと。向こうに在住の友人から「これ凄そうだから持って帰って!」とあるお菓子を渡された。それが『オレオ スペースダンク』だ。

聞けば期間限定のオレオだそうで、友人も初めて見たんだとか。価格は5ドルちょい(800円弱)で、なんなら空港にも売っていたため旬の季節商品のようだ。


・ド派手なクリーム

で、まず印象的なのはそのヴィジュアル。ブルーとショッキングピンクのクリームなんぞ日本ではあり得ない。少なくとも私自身は「美味しそう」とは少しも感じなかった。

一方で、アメリカのお菓子でブルーは「ラズベリー味」の色らしく、特に珍しいものでもないらしい。この時点で私は「見た目がド派手なオレオ」としか思っていなかったことを告白しておく。

さて、当初は「見た目が派手なだけじゃ記事にならないよな~」なんて思っていたのだが、食べてみたところ評価が一変! こ、これは……!! アメリカが本気を出してやがる……!

数枚ずつに包装されてないことにもちょっぴり驚いたが、それはいい。それより何よりショックを受けたのは味である。どういうことか、順を追って説明したい。



・味自体は普通……かと思いきや

まず食欲が湧かないブルーとショッキングピンクのクリームは、最後まで何味なのかわからなかった。目を閉じて食べれば、通常のオレオだと感じていたことだろう。だがしかし……。

スペースダンクが本気を出してくるのはむしろ終盤から。何やら舌の奥の方から「チッ」「パチパチッ」「パチパチパチッ」と音がしてくるではないか。

そう、スペースダンクは「パチパチ入りのオレオ」でクリームは「COSMIC CREAM(コズミッククリーム)」、つまり “宇宙クリーム” というらしい。いやメッチャ堂々と名乗るやん。

さらにすごいのがその余韻が妙に長いこと。オレオはとっくに口の中から消えているにもかかわらず、ノドの奥や口のどこかから「パチパチッ」と音がするのである。普通にしつけえ!



・謎の余韻

試しに他のメンバーにも試食をしてもらったところ、最初は「味は意外と普通ですね」なんて言っていた。ところが……



「なんか来た! しかも長い……」


……とのこと。なぜこんな仕様になったのかサッパリわからないが『オレオ スペースダンク』はエキセントリックな色よりも「パチパチとその余韻が妙に長いオレオ」なのである。

色だけがアグレッシブかと思いきや、実はその奥がもっとアグレッシブだったスペースダンク。日本で発売されるかは不明だが、TikTokなどでは流行る……かもしれない。

参考リンク:OREO SPACE DUNK(英語)
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.