あなたはXなどのSNSでこんな話題を目にしたことは無いだろうか? 「なか卯のいくら丼がすごすぎる」なんなら「限界突破している」と──。

なか卯の『天然いくら丼』が話題になり始めてからしばらく経つが、いまだに同様の投稿をちょいちょい目にする。ほう、なか卯の天然いくら丼はそんなにすごいのか。

そこまで言うならと大して期待せずになか卯に向かったが、今ならこう言える。限界突破しているどころじゃない……「限界突破しまくっている」と。

・昨年12月から発売

なか卯によると、今期なか卯が『天然いくら丼』を発売し始めたのは2023年12月6日のこと。以来、およそ2カ月半にわたり販売されるロングセラー商品となっている。

特徴的なのは なか卯の商品にしては珍しく(?)ネット上で話題になっているということ。Googleでも「なか卯」と打つと「いくら丼」と出てくるくらいネット受けはいいらしい。

・豪快盛がすごいらしい

さて、各種SNSでなか卯のいくら丼が話題になっているのは「とにかくいくらの量がスゴイ」「この値段では考えられない」といった内容だ。

特にXXLサイズの “豪快盛” は「商品名に偽りなし」「想像以上に豪快だった」などと評判。ふーーーん、でもなか卯のいくら丼なんですよね?

こう言っちゃなんだが、どれだけスゴイと言われても「チェーン店のいくら丼」には限界があるのでは? しかもお味の方もどうなんざましょ? 

・調べてみた

というわけで、近所のなか卯に直行! なお、価格は並が890円、いくら2倍 & ご飯大盛りの特盛が1490円、いくら3倍 & ご飯大盛りの豪快盛が1990円となっている。

で、テーブルに運ばれてきた『天然いくら丼(豪快盛)』は、確かにご飯が見えないくらいビッシリといくらが敷き詰めれれていた。ムム、なかなかの量ではないか。

……が、驚くのはここから。さっそく食べてみようとスプーンを突き刺したところ……


なに……?



ご飯に辿り着かないだと……?


そう、通常の3倍使用されているという いくらは……深い! 目測でその深さは3センチほど。それが丼一面にモリモリに盛り付けれているのである!! こ、これは……?

味の方も「過去最高レベル」とは言わないが、とても美味しいいくらである。というかこのいくらの味付け、どこかで食べた記憶があるような……?

そこで思い出したのが、やたらとウマい「はま寿司」のいくら。思えば「なか卯」と「はま寿司」は同じゼンショーホールディングスの運営だ。味付けに何か共通点があるのかもしれない。

・限界突破しまくってた

純粋にいくらの味だけなら「はま寿司」の方が美味しかった気もするが、それはいい。とにかく なか卯のいくら丼は量がすごい! 長く話題になるのも納得の圧倒的なボリュームであった。

普通に考えてこの量のいくら丼ならば、値段は倍近くしてもおかしくないのではないだろうか? 築地のいくら丼は並盛でも2000円くらいは余裕でする。

というわけで、価格も量も限界突破しまくっていた なか卯の天然いくら丼。毎日のように食べるものでは無いものの「自分へご褒美用」としては最高のメニューと言えるだろう。

参考リンク:なか卯
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.