バレンタインのチョコレート、毎年思うけど選択肢ありすぎて困らない? 迷いに迷って、結局「ゴディバ」に落ち着く人、一定数いると思うんだよね。安定のおいしさだし。

我が家も長いこと「とりあえずゴディバ」派だったのだが、今年は心機一転! ちょっと変わった新ブランド『La POCOLAT(ラ・ポコラ)』のチョコレートを買ってみたぞ。

今までにない斬新なチョコレートでとても美味しかった! ……のだが、まぁそんな普通の感想じゃ記事にはならないんだな。

勘の良い人だとなんとなく結末が予測できるかもしれないが……是非ともこの後に控えている「オチ」を予想しながら読み進めていってほしい。ビビったわほんと。


・ラ・ポコラのフルーツチョコ

「ラ・ポコラ」との出会いは、地元静岡でおこなわれていたデパートのバレンタイン催事。催事の出店ブランドは毎年似たり寄ったりなので、新顔のラ・ポコラは結構目立っていた。

調べてみると、2023年1月に立ち上げられた新しいブランドで、バックには「オーキッド」という会社が付いているとのこと。自然体でホッとできる時間を過ごしてほしいとの思いが、チョコやかわいいパッケージに投影されているようだ。


今回購入したのは、お店のイチオシだという「フルーツチョコ ちょこっとテイスティング(3024円)」。

購入の決め手となったのは、フリーズドライしたフルーツを使っているということ。水分を抜いたフルーツに、特殊技術でチョコレートをたっぷりしみこませた、新感覚スイーツなんだって。

チョコレートの中にフルーツのフィリングを入れたり、ドライフルーツにチョコレートをコーティングしたりは一般的だが、こういったフリーズドライのタイプは結構珍しいんじゃないだろうか。

しかもそのフルーツの中には、普段チョコレートとはあまり組み合わされることのない「リンゴ」や「グレープフルーツ」の姿も。どんな味なのか気になりすぎる……!



まずは「リンゴ」から食べてみたのだが、本当に新感覚! 「ガリッ」でも「パキッ」でもなく、「サクホロッ」で感じ。

水分は抜かれているはずなのに、その部分にホワイトチョコレートが入っているから、食感はしっとりに近い。チョコの甘みはもちろん、りんご自体の酸味やさわやかな甘さを楽しむことができたぞ!


オレンジとチョコレートは間違いない組み合わせ。皮の食感と果肉の食感がそれぞれ異なるのがおもしろい。


他にバナナやイチゴも入っていたが、1番感動したのはグレープフルーツかな。サクッとした食感と、甘みのあとにジワりとくる苦味と酸味が堪らない……! フリーズドライ製法が1番活かされているフルーツだと感じた。

フルーツごとに単品の販売もあったが、せっかくならいろいろな種類が楽しめる詰め合わせがオススメ! ホワイトチョコではなく、普通のスイートチョコを染み込ませたシリーズもおいしそうだったな。



・チョコではなくフルーツが主役

今年のバレンタインは、安定のゴディバではなくちょっと冒険の「ラ・ポコラ」を選んでみたが、結果としてはとても良かった!

チョコレートはどちらかというと引き立て役なのだろう。フルーツ自体の酸味や甘味を味わう商品って感じ。甘すぎるものが苦手な人も、グレープフルーツやイチゴを選べば、酸味が強いのでおいしく食べられそう!

食べてみたいという方は、全国16箇所のバレンタイン催事とHP記載のオンラインショップから購入することが可能だぞ。



それにしても……ブランド設立2年目でこれだけ手広く催事に出店しているの、結構凄いことなのでは? バックについている「オーキッド」なる会社は、かなりの大企業な気配。気になって調べて見たところ……



まさかの、ゴディバ・ジャパンの親会社……!?


厳密に言えば、ゴディバ・ジャパンの100%株主がオーキッド株式会社とのこと。「いつもゴディバを買うから今年は別のブランドを……」だなんて言ってたのに、まさかゴディバの息がかかったブランドだったとは。こんな綺麗なオチある??

「ラ・ポコラ」の商品がゴディバの商品という訳では無いが、製造と販売を手がけているのはゴディバ・ジャパンらしい。そしてその親会社であるオーキッドは、「ラ・ポコラ」や「ゴディバ」だけではなく、「ピエール・マルコリーニ」も傘下に収めているとのこと。つよい……!

要は、日本の有名チョコブランドを牛耳る大企業が「ラ・ポコラ」のバックに控えているということだ。まだ駆け出しブランドではあるが、これからグングン知名度が上がっていきそうな気がしてならない。チョコ好きとして、ラ・ポコラの今後に注目していきたい!


参考リンク:La POCOLAT(ラ・ポコラ)PRTIMES
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.

▼原材料はこちら。分類としては準チョコレートです