3連休のど真ん中に開催され、大盛況で終了した造形・フィギュアの祭典 ワンダーフェスティバル 2024[冬](以下 ワンフェス)。

企業ブースで注目度の高かった新作フィギュアはすでに別の記事で紹介したが、一か所、他とは異なるタイプの注目度を発揮していたところがある。

それが、今回が初出展だったというDOLKのブース。もはや「本物」らしいという噂を会場で耳にして見に行ったところ……これはッ!?

・ドール

ワンフェスと言えば、企業枠は完成品のフィギュアが大半で、一般枠はガレージキットが大半。絶対ではないが、そういう傾向はあると思う。

ドールはワンフェスの出展数において、少数派と言って差し支えないだろう。

所有するにしてもサイズの問題や、製造数の少なさ、スケールフィギュアをはるかに超える価格など、ハードルが高い。

フィギュア好きでも、ドールはノータッチのままという方も多いのではなかろうか?

かく言う私も、正直よくわからない。たまに秋葉のラジオ会館8階にあるVOLKSのショールームを見るくらいだ。

VOLKSはFateシリーズや「SPY×FAMILY」のアーニャなど、人気のキャラクターをドール化しており、最近だと「葬送のフリーレン」のフリーレンのドールを店舗で展示していたと記憶している。

今回ワンフェスに初出展したDOLKも、ラジオ会館の7階に店舗がある。その存在だけは私も把握していたが、外から見たことしかなかった。


・本物

そんな感じなので、当初はワンフェスへの出展自体を把握しておらず、ブースに立ち寄る予定も無かった。

だが、それと知らずに横を通過せんとした際に、一般来場者と思しきレディの方々の声が耳に届いたのだ。


もう本物じゃん……
動きそうだよね
髪とか伸びそう
綺麗すぎる


一瞬、呪いの市松人形的な話かと思ったが、そういう感じのトーンではなかった。

興奮気味ではしゃいでいる。ほう? 造形物でそういう感想が出るものは、100%いいものだ

そこで目にしたのがこちらの「ローゼンメイデン」の真紅。これは……確かに “本物” !!


元がドールのキャラクターのドール。それもこのクオリティ! 本物としか言いようがない。まず顔が良すぎる

育ちが良さそう。顔って言うか、”お顔”。これは “お” をつけないといけないタイプの顔や!

全体的な透明感、そして目の煌めきがヤバい。こんなのが家にいたら、もう色々と全部これじゃなきゃ駄目な人生になりそう。


・銀様

その真紅の後ろには水銀燈も。うわぁぁぁぁああああ!? ぎ、銀様や……銀様が降臨なされた……!!


古の水銀党員だった私は動揺を隠すことができなかった。これは動いてほしいし髪も伸びて欲しいタイプのドール。


真紅と水銀燈、どちらも期間限定での完全受注販売だったようで、現在はともにソールドアウト状態とのこと。


・結月ゆかり

その隣には、近日中に受注を開始予定の新作も展示されていた。それが、ボーカロイドの「結月ゆかり」のキャストドール。


見ての通り、すごくすごいクオリティ


この写真を撮っていたら、通りすがりの一般有識者に話しかけられた。こういうのはどの程度の競争率なのか聞いたところ、真紅氏と銀様は凄まじい勢いだったらしい。

結月ゆかりさんも、恐らく一瞬ではないか……という予想だった。お迎えを希望する方は、公式HPDOLK公式Xを日々チェックして備えるのが良いだろう。

参考リンク:DOLKX
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼展示を撮り逃したが、東リベのマイキーも出るもよう。